計算過程の自動保存機能を備えた電卓ソフト。カレンダー機能も付属する。「龍典電卓」は、ユーザの入力した数値や演算子を自動保存してくれる電卓ソフト。すべての計算過程を保存しておくことが可能。保存された過程は、あとから呼び出して、簡単に再利用できる。自動保存のほか、任意時点で保存を実行することもできる。加減乗除の四則演算、剰余算、平方根計算を行える。
メイン画面は「(数値フィールドを含む)電卓メインエリア」「簡易記憶領域」「計算過程リスト」からなる。電卓メインエリアは、電卓ソフトとしては一般的なもの。数値キー、「+」「−」などの演算子キー、クリアキー、メモリキーなどが並ぶ。数値フィールドに表示された数値を簡易記憶(メモリ)に記憶させたり、簡易記憶から数値を呼び出したり、簡易記憶との加減算を行ったりすることが可能だ。
大きな特徴になっているのが「計算過程リスト」。ユーザの入力した数値や演算子がリスト表示される。計算過程の一部を修正し、計算し直すことも可能。あとから誤りが見つかった場合でも、簡単に再計算できる。
さらに、計算過程を自動保存する機能もある。指定フォルダにhh-mm-ss.clcというファイル名で保存される。clcファイルは、付属機能であるカレンダーウィンドウのリストなどから呼び出すことが可能で、再計算を簡単に行えるよう工夫されている。clcファイルは自動保存のほか、「名前を付けて保存」や「上書き保存」も可能だ
誤入力を防止する配慮もなされている。一般的な電卓ソフトでは常にすべてのボタンを押せるが、「龍典電卓」では“その時点で意味のあるボタン”しかクリックできないようになっている。
そのほか、桁区切り表示機能などがある。マウスはもちろん、キーボードからも使える。