デスクトップに表示されたさまざまなオブジェクトを取り込めるキャプチャソフト。メッセージに従って操作するだけで、必要な部分を簡単にキャプチャできる。動画・音声をキャプチャすることも可能。「PowerX CaptureWizPro」は、
- 選択できる多彩なキャプチャ対象
- 幅広い出力方法
- 3ステップの簡単操作
が特徴のキャプチャソフト。1ウィンドウで表示しきれないページをスクロールさせながらキャプチャしたり、アプリケーションの操作手順を動画としてキャプチャしたりといったことが可能。キャプチャするのが難しいオブジェクトも、手軽にキャプチャできる。キャプチャから出力までの操作は、専用のツールバー「キャプチャバー」「出力ツールバー」から簡単に行える。
- キャプチャバーのボタンアイコンでキャプチャの種類を選択
- キャプチャする範囲を指定
- 出力ツールバーで出力方法と出力先を指定
の3ステップで操作が完了する。キャプチャバーが不要なときは、デスクトップ端に隠しておくことができ、他の作業の邪魔にはならない。キャプチャはキャプチャバーのほか、ホットキーやタスクトレイメニューからも実行できる。利用できるキャプチャ方法は全部で9種類。なかでも基本となるのが「高速キャプチャ」。表示される十字カーソルをデスクトップ上で動かすだけで、ウィンドウやダイアログボックス、ツールバーなどの輪郭を自動認識してくれる。選択したオブジェクトをワンクリックで簡単にキャプチャできる。
通常のオブジェクトをキャプチャする方法には、そのほかにも「全画面キャプチャ」「ウィンドウキャプチャ」「2ポイントキャプチャ」「フレームキャプチャ」「最後のプログラムをキャプチャ」が用意されている。
1ウィンドウに表示しきれず、スクロールさせないとすべてを見ることができない文章や図などをキャプチャすることも可能。「スクロールキャプチャ」を利用すれば、画面をスクロールさせながらキャプチャし、1画像ファイルとして保存できる。
「ビデオキャプチャ」は、領域を指定して、そこで行われた操作や表示された映像などを(音声付きの)AVIファイルとして記録してくれるもの。音声のみをWAVオーディオファイルに記録する「オーディオキャプチャ」も利用できる。
出力方法も多彩。一般的なファイル保存、コピー、印刷といった操作のほか、
- 1枚に収まるよう、イメージを拡大・縮小して印刷する「フィット印刷」
- キャプチャ内容を付箋として貼り付けられる「付箋」
- ファイルが添付された状態で新規メール作成画面を開く「Eメール」
といった機能が用意されている。「高速キャプチャ」などを選択した上で、スクロールキャプチャを実行することも可能だ。すべてのキャプチャ画像は自動バックアップされ、メインウィンドウで閲覧・編集を行うことができる。そのほか、マクロ機能を使って、複数処理をワンキーで実行することも可能だ。