シンプルな画面構成で、直感的に操作できる画像ビューア。高速なプレビュー表示のほか、リサイズ、画像形式の変換、スライドショウなど、多彩な機能を備えている。「絵箱」は、画像の閲覧・整理を効率よく行える画像ビューア&管理ソフト。Finderに似たプレビュー画面を持ち、マウス中心の操作で画像の閲覧・管理を行える。基本的な画像編集、トランジションエフェクト付きのスライドショウ、印刷など機能も備える。複数フォルダに散在する画像ファイルに対して一括操作を行える「ピックアップ(お気に入り)」機能もある。
メインとなる一覧ウィンドウは、ツールバーのほか、プレビュー一覧表示エリア、サイドバーからなる。プレビューの表示サイズは、スライドバーで簡単に変更することが可能。24×24〜256×256ピクセルの範囲で変えられる。サイドバーにも「プレビュー」表示エリアが用意され、一覧で選択した画像がこのエリアに表示される仕組み。ファイルをソートすることも可能。名前/拡張子/ファイルタイプなどで並べ替えられる。画像のプレビューは、読み込み時に自動的に作成される(初期設定)。
ファイル名の変更やフォルダ間での移動・削除といったファイル操作、プレビュー/アイコンの作成、画像形式の変換も可能。アイコンの作成では、デザインを「ガラス(一部を透明にする)」「タイル(周囲をタイルで縁取りする)」「穴(中央がへこんだように見せる)」から選択できる。画像形式の変換(書き出し)は、JPEG/TIFF/PICT/PNG/BMPの各形式に対応する。
画像編集では、拡大・縮小、切り抜き、回転、色調変更(RGB/HSV)などの機能が揃う。画像フィルタには「ぼかし」「シャープ」「浮き彫り」などが用意されている。画像編集機能はプラグイン形式になっており、あとから追加することも可能。プラグインは「波形」「モザイク」「虹」などがあらかじめ登録されているが、プラグインエディタを用いて、ユーザが作成することもできる。
個別の画像の閲覧はビューアウィンドウで行える。ビューアウィンドウでは、複数画像をまとめて開くことも可能。タブ形式が採用され、複数画像を切り替えながら閲覧できる。画像編集などの操作は、ビューアウィンドウで画像を開いて行える(切り抜きをのぞくほとんどの作業は、一覧表示ウィンドウ上からも行える)。
印刷機能では、複数画像の割付印刷を行うことが可能(同じ画像を枚数分割り付けることもできる)。画像の向きを自動的に回転するオプション機能を備え、縦・横位置が混在していても、同一サイズで印刷きるようになっている。
スライドショウでは、BGMや背景色、切り替え速度を設定できる。トランジションには、Wipe/Matrix/Radial/フェードなど、多彩なエフェクトが用意されている。
そのほか、作業状態を保存する機能もある。一覧ウィンドウのサイズや位置、表示フォルダといった作業中の画面や操作環境を保存することが可能で、簡単に切り替えられる。