株式の仕組みや株式投資の方法を“実践感覚”で学べるソフト。「シミュレーションで学ぶ株式投資(入門版)(スタートマネー 株式編 入門版)」は、現実の株式市場を模した仮想市場で売買を行うことにより、株式の仕組みや株式投資の方法を学べるソフト。単に売買を行うだけでなく、社会情勢・経済情勢など、社会全体との関連も学ぶことができる。
用意された機能は大きく分けて「操作練習」「シミュレーション選択(売買シミュレーション)」「センターと通信(成績管理)」の三つ。
「操作説明」では、このソフトで株式売買(の練習)を行うための基本的な使用方法を学ぶ。単なるヘルプのように画面の各部分の意味が説明されるだけでなく、実際に即したシナリオが用意され、シナリオに従ってユーザが操作してゆく「対話的チュートリアル」になっている。ひと通り行うことで、市場ニュースの読み方や株式売買の方法、「空売り」などの言葉の意味を理解できるようになる。
「シミュレーション選択」では、ソフトの主要目的である売買シミュレーションを行う。株式相場に関わる五つのシナリオが用意され、
- 企業ニュースと株価の関係
- 景気と株価の関係
- 原油価格と株価の関係
- TOB(株式公開買付)と株価
- 総合的な株取引
を学べるようになっている。操作シナリオでは、まずはじめに株式市場の動きを左右する「仮想ニュース」が届く。ユーザはニュースを読み、売買可能な株式銘柄の中から、「どの銘柄を買い」「どれを売る」かを選択する。次の「ターン」では、再び新たなニュースが届くとともに、売買に関する収支状況が更新され、再び次の投資判断が求められる。
ユーザに届く仮想ニュースは、特定の銘柄に関係したものばかりとは限らない。社会全体の景気動向や、一見関係のない事柄なども含まれる。これらから市場動向を判断し、投資のタイミングなどを学んでゆく。難しい株式用語や経済用語などが使われている場合は、用語の説明もなされる。
株式売買では、金額を指定した注文(指値注文)はできないが、信用取引(空売り)は行える。一定回数のターンが終了すると、その間の運用成績が一覧表示され、結果が自動的に採点・表示される。さらに、個々の取引の妥当性と解説も表示される。
「センターと通信」は、結果をサーバに送信し、成績管理を行う機能。運用成績を他のユーザと比較できるランキングも用意され、学習の励みとなる。