DVD/CD、動画、音楽、画像など、さまざまなデジタルエンターテイメントを、直感的な操作で楽しめる統合型マルチメディア環境。「WinDVD Media Center」は、DVDの再生はもちろん、動画や画像、音楽などを、メディアの違いを吸収してシームレスに扱えるようデザインされたマルチメディア環境。メディアごとに優れた再生機能が提供されるだけでなく、メディアが異なっても操作感覚が極力変わらないよう、操作性にも配慮されている。UPnPクライアントとして機能し、他のメディアサーバ上のメディアファイルを再生することも可能だ。
用意された機能は大きく分けて「DVD」「ビデオ」「ピクチャ」「ミュージック」「メディアサーバー」の五つ。シンプルなインタフェースのメイン画面から機能を選択して利用する。
「DVD」の再生などは、操作用ボタンがコンパクトにまとめられたポップアップコントロールパネルから行える。早送り/早戻し再生は2/4/8/20/30倍速に対応。2倍早送りでは音声も再生される。好きなシーンをスナップショットとしてキャプチャする機能もある。さらに「パレンタルコントロール」オプションを利用することも可能。設定することで、暴力シーンなどの低年齢や未成年の子どもに見せたくない映像をカットして再生できる。
「ビデオ」では、MPEG-1/MPEG-2/AVI/WMV/ASF/DAT/VOBなどの形式に対応。サムネイルで動画の内容を確認でき、名前・日付・分類で並べ替えられる。操作は「DVD」同様、ポップアップコントロールパネルから。ファイルの種類によっては、動画の早送り再生も行える。
「ピクチャ」は、JPEG/PNG/BMP/GIF/TIFFなどの画像ファイルを表示する機能。サムネイルで内容を確認できるほか、多彩なスライドエフェクト/トランジションエフェクトを使ってスライドショウを楽しめる。「自動補正」「回転」「赤目」といった編集オプションも用意されている。
「ミュージック」では、WMA/WAV/MP3/MP2/CDDAの再生に対応。プレイリストを使って好みの順番で再生したり、シャッフルや繰り返し再生を設定したりできる。再生中には視覚エフェクトも表示される。オーディオCDからトラックを選択して、WMAファイルとして取り込む機能も装備されている。
「メディアサーバー」は、「WinDVD Media Center」がUPnP(Universal Plug and Play)のクライアントおよびサーバとして機能するというもの。ネットワーク上の他のUPnPサーバにアクセスし、音楽や画像、動画などを再生できるほか、「WinDVD Media Center」がインストールされたパソコンがサーバとなり、UPnPに対応したDVDレコーダや「WinDVD 7 Platinum」などから、サーバパソコン内の動画などを再生できるようになる。