RWIN/MTU値の調整による回線高速化、独自の並列DNSアクセスによる高速ダウンロードなどの機能を備えたダウンロードソフト。「ダウンロードNinja 4 マッハ」は、インターネット上に散在するWebページやファイルなどを自動的に検索し、ダウンロードする「ダウンロードNinja」シリーズの新バージョン。キーワードを設定してダウンロードを実行することで、必要な情報をより的確に集められる。一般的なダウンロードソフトのように、URLを指定して一括ダウンロードできるのはもちろん、ページに含まれる「キーワード」を指定するだけで、ダウンロード対象URLを決定することが可能だ。
キーワード入力によるダウンロードには、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンを利用できる。検索エンジンでキーワード検索を行い、得られた結果に対して自動的にダウンロードを行う。対象サイトのURLを知らなくても、必要な情報をダウンロードできる仕組み。
検索対象を特定のURL以下に絞ることも可能。巨大サイト内の必要な情報(に関連するページ)だけをピンポイントでダウンロードするといったことができる。ダウンロード開始点のURLを指定する場合は、(検索エンジンではなく)「ダウンロードNinja 4 マッハ」自身が持つ検索機能を利用して、関連キーワードを含むページをダウンロードできる。
情報をダウンロードする/しないの判断には、ページ内の情報のほか、RSS/RDFを利用することも可能。blogやニュースサイトなどで公開されるRSSを参照して特定のキーワードを検索し、「そのページをダウンロードすべきかどうか」を決められる。
ダウンロード実行時には、回線利用状況を見て、自動的に帯域調整できる。フォアグラウンドでWebブラウズやネットゲームなどを行っている場合も、フォアグラウンドの速度に与える影響を最小限に抑えられる。RWIN/MTU値といったWindowsのネットワーク速度に影響を与えるパラメータを最適値に設定する機能も備えている。
動画やプログラムなど、サイズの大きなファイルのダウンロードや、不安定なネットワーク状態でのダウンロードでは、分割(並列)ダウンロード機能を利用できる。もちろん、レジュームにも対応。さらに、DNS並列アクセス機能も搭載する。複数のDNSサーバに並列アクセスし、より高速・確実なダウンロードを実現する。バナー広告やポップアップ広告など、本来のブラウジングに不要な情報はダウンロードしないようにできる。
画像を提供するサイト用には、連番ファイルの自動ダウンロード機能がある。あらかじめ画像のファイルサイズを指定することで、サムネイルやボタン画像など、小さな画像をダウンロードしないようにできる。通常のHTTPでダウンロードできない、ストリーミング動画のダウンロード機能も備えている。掲示板などで、話題が複数のスレッドに分かれている場合、それらをダウンロード後に連結し、1ファイルにする機能もある。
ダウンロード対象となるサイトやデータは、「ブック」と呼ばれるフォルダツリー風の階層構造で管理する。ツリーからブックを選択すると、ブックに登録されたダウンロード済みファイルがサムネイルアイコンとして一覧表示される。また「リンク」タブでは、ブック内のリンク(URL)一覧を参照できる。「日付」タブでは、ブック内のファイルを、ダウンロードした日付ごとに一覧表示する。
ダウンロードしたファイルは、サムネイルアイコンを選択することで、ブラウザや画像ビューアなどで直接表示できる。QRコード表示機能も備えており、選択したURLのQRコードを画面上に表示することが可能。「ダウンロードNinja 4 マッハ」でダウンロードしたURLを携帯電話に簡単に転送できる。