高速な画像表示、自由度の高いカスタマイズ、快適な操作性が特徴の画像ビューア&管理ソフト。「MuseViewer for Windows」は、巨大な画像ファイルや大量の画像ファイルも快適に操作できる画像ビューア&管理ソフト。メイン画面ともいえる「ブラウズウィンドウ」は、(標準状態で)「フォルダウィンドウ(ツリービュー)」「ファイルウィンドウ(サムネイルビュー)」「ファイル情報ウィンドウ」「プレビューウィンドウ」からなる4ペイン構成。各ウィンドウは、ドッキング表示させたり、複数ウィンドウをまとめてタブ化させたり、フローティング表示させたりと自由。ユーザの好みに応じてレイアウトを変更できる。読み込み可能な画像形式はBMP/JPEG/GIF/PNGなど、計38種類。書き込みはBMPなど、12形式に対応する。
サムネイルサイズは、大(160×120)/中(120×90)/小(80×60)から選択することが可能。そのほか、ユーザが任意サイズをカスタム設定することもできる。特筆すべきは、サムネイル表示の速さ。高解像度の画像ファイルが多数含まれているフォルダでも、ほぼ一瞬でサムネイル一覧が表示される。この高速性により、画像ブラウズの効率は高く、ストレスを感じることなく画像を閲覧できる。サムネイルのクリックで別ウィンドウの「ビューウィンドウ」が開き、画像を1ウィンドウで表示する仕組み。
「MuseViewer for Windows」内で表示されるサムネイルは、エクスプローラのアイコンと同様に扱うことができる。ドラッグ&ドロップで複製や移動などを行えるのはもちろん、エクスプローラとの間でも自由にドラッグ&ドロップすることが可能だ。
ファイル情報ウィンドウには、画像に関するさまざまな情報が表示される。特に、JPEGファイルに含まれるExifデータの表示は詳細。デジカメで撮影された画像の整理に効力を発揮する。
ユニークなのが「セレクトウィンドウ」と呼ばれる機能。複数のフォルダにまたがる画像ファイルを一時的にグループ化しておけるもので、選択画像に対して、移動/コピー/削除、形式変換、ファイル名変更などの操作を一括で行える。セレクトウィンドウは、最大5ウィンドウまで同時に開くことが可能。画像の種類ごとに分類したり、残すものと削除するものといった具合に分類したりできる。
そのほかにも多彩な機能を搭載。
- ファイルサイズや画像コメント、Exif情報などをキーにしたファイル検索
- あらかじめ登録したアプリケーションを起動するランチャ
- 複数の画像を1枚の用紙に並べて印刷するインデックスプリント
など、写真画像の整理に便利な機能が揃う。画像ビューア機能では、複数のビューウィンドウを同時に表示でき、さらに拡大・縮小やスクロールなどをビューウィンドウ間で連動させる機能がある。よく似た画像の比較を行う際には便利だ。リサイズ、トリミング、色数変換など、簡易的なレタッチ機能も備え、幅広い用途に利用できる。