Windowsのシステムを最適化し、安全性を維持するためのユーティリティ。レジストリエラーの修復、ハードディスクの最適化や復元、不要データの削除などを行える。「ノートン・システムワークス 2006 ベーシックエディション」は、パソコンのトラブルを未然に防いだり、トラブルの際に復旧してくれたりするツールがまとめられた“パソコンを快適に使うため”のユーティリティ集。「ノートン・システムワークス 2006」から「Norton AntiVirus」が省かれたもので、「Speed Disk」「Norton System Doctor」「Norton DiskDoctor」「Norton WinDoctor」「UnErase Wizard」「WipeInfo」「Norton GoBack」「Norton Cleanup」「CheckIt Diagostics」「ProcessView」「接続維持」からなる。
「Speed Disk」は、ハードディスクの断片化を解消し、ドライブ本来の速度を発揮させるデフラグツール。
「Norton System Doctor」は、メモリやハードディスクの空き容量、CPUの使用率、バッテリーの状態などを監視し、リアルタイム表示するモニタツール。他のツールのランチャとしての役割も持つ。
「Norton DiskDoctor」は、ハードディスクのエラーを検出したり、自動で修復を行ってくれたりするツール。
「Norton WinDoctor」は、Windowsのレジストリやショートカットファイルなどを検査し、エラーの原因になるような個所がないかどうかを診断してくれるツール。
「UnErase Wizard」は、削除ファイルを対話形式で復旧できるツール。「Nortonごみ箱」内で保護されている削除ファイルを復旧できるほか、ファイル名やファイルに含まれる文字列などをもとにファイルを検索し、復旧する。
「WipeInfo」は、復旧ツールを使ってもファイルを復旧できないよう、完全に抹消するもの。
「Norton GoBack」は、ハードディスクの状態を履歴として記録しておくことで、万が一トラブルが発生した場合でも、すぐに以前の状態に戻せるもの。指定した時点の状態に、システムを簡単に復帰させられる。「AutoBack」オプションを利用することで、指定日時や再起動のたびに元の状態に戻すこともできる。
「Norton Cleanup」は、不要ファイルを検出・削除してくれるツール。Cookieや履歴、インターネット一時ファイルなどを効率よく削除できる。特定サイトのCookieや履歴だけを保護することも可能だ。
「CheckIt Diagostics」では、CPUやメモリ、ハードディスクなどの基本的な情報を表示したり、正しく動作しているかをテストしたりできる。
「ProcessView」は、Windows上で動作しているプロセスの一覧を表示するもの。各プロセスの実行優先度やCPU使用率、メモリ使用量などを確認できる。
「接続維持」は、インターネットへの接続が自動的に切れてしまうのを防止するもの。
ツールは個別に使用できるほか、「ワンボタン検査」で「Norton Utilities」によるレジストリやプログラム整合性スキャン、「Norton Cleanup」によるスキャンなどをまとめて行うこともできる。タスクを登録することで、「ワンボタン検査」を定期的に自動実行させることも可能だ。