さまざまな種類のファイルリストを作成できるファイル/フォルダ管理ユーティリティ。「DirScan Fire Edition」は、簡単な操作でファイルリストを出力できるソフト。HTML/テキスト形式のリストを出力することが可能。ハイパーリンクを使って上下階層へも移動できる。MDIを用いたインタフェースで、対話的かつ少ない手順でリストを作成できる。
出力できるリストは、テキスト形式が2種類、HTML形式が5種類の計7種類。テキスト形式の2種類は、簡易モード/通常モードに相当する。いずれのモードでも、対象フォルダを指定してスキャンを実行することで、ファイルリストが作成される。リストの内容は、ディレクトリ/ファイルの別のほか、ファイルの名前、属性(リードオンリー/システム/隠しファイル/アーカイブ)、タイムスタンプ(作成日時/最終更新日時/最終アクセス日時)だ。
簡易モードでは、リストがいきなりテキストファイルに出力されるのに対し、通常モードでは、いったん画面上にファイルリストが表示されたのち、ファイルに出力するかどうかを選択できる。さらに通常モードでは、ファイルのみ/フォルダのみを選択することも可能。ファイル出力形式をテキスト/HTMLから選択することもできる。
HTML形式ファイルリストで選択できるのは大きく分けて、
- FTPサーバなどで表示されるようなファイルリスト
- フォルダ/ファイルをアイコンで分類した、ツリー形式のファイルリスト
- エクスプローラのアイコン表示を再現したファイルリスト
の3パターン。1./3.はサブディレクトリも含む/含まないを選択できるため、計5種類から選択できるようになっている。「FTPサーバなどで表示されるようなファイルリスト」では、ファイルのタイムスタンプやサイズなどの情報がひと目でわかる。プルダウンメニューから選択してファイルをダウンロードできるようにするHTMLも作成できる。「フォルダ/ファイルをアイコンで分類した、ツリー形式のファイルリスト」では、フレーム構成を持つページでも使えるよう、ファイルのリンクに対して「target」オプションを指定することが可能。フォルダの展開および畳み込みにも対応する。
「エクスプローラのアイコン表示を再現したファイルリスト」では、Windowsのフォルダオプションのクリック方法で「ブラウザのように、アイコンタイトルに下線を付ける」を選択したようなリストになる。
各ファイルリストを出力する機能は独立したダイアログになっており、MDI構成のウィンドウで操作できる。このため多くの機能を併用しても、画面がごちゃごちゃになることがない。