ファイル名やパスのコピー、コマンド入力によるファイル検索などが可能なエクスプローラ用ツールバー。「QTToolBar2」は、エクスプローラにさまざまな機能を追加するツールバー。マイ コンピュータやマイ ネットワーク、ごみ箱などのウィンドウでも、もちろん利用できる。ツールバーの機能として用意されているのは、
- 選択中のファイル/フォルダのフルパスをクリップボードに転送
- 選択中のファイル名/フォルダ名をクリップボードに転送
- 現在開いているフォルダまたは選択中のサブフォルダをカレントフォルダにして、コマンドプロンプトウィンドウを開く
- 選択しているファイルと同じ拡張子のファイルをまとめて選択状態にする
- 選択しているファイルのMD5値を表示やクリップボード内データとの比較
- フォルダの分析
- コマンドボックスに文字を入力し、一致するファイルを検索
ツールバーには、ユーザが指定したボタンを表示させることが可能。ツールバー機能の一部と、ユーザの設定できる最大3個のアプリケーションの計7個の中から2個を表示させられる。残りの機能/アプリケーションは、ドロップダウンメニューから実行できる。コマンドボックスには、ファイル選択(検索)の機能もある。任意の文字列を入力して検索を実行すると、当該文字列を含むファイルがまとめて選択される。複数ファイルを選択して検索を実行した場合は、選択ファイルだけを対象に検索が行われるため、絞り込み検索のような形になる。
検索では、正規表現を使ったパターンマッチングを行える。さらに、オプションでさまざまな検索を行うことも可能で、指定文字列を“含まない”ファイルを検索したり、読み取り専用やシステムファイルなどのファイル属性、ファイルサイズ、作成日などを条件に検索したりできる。
「概要」の文字列を条件にしたファイル検索も行える。例えば、デジカメの機種名などを条件にし、特定機種で撮影した画像ファイルだけを一括選択するといった使い方ができる。
属性などの検索オプションは、直接キーボード入力して指定できるほか、ドロップダウンメニューからの選択や、「検索ヘルパー」というダイアログボックスを使って指定できる。
そのほか、「ファイルの選択解除」「コマンドボックス内のテキストのクリア」「クリップボードからコマンドボックスへの文字列貼り付け」「Googleと連携してのページ検索」などの機能もある。