簡単な操作で画像ファイルの拡大・縮小や加工を行えるソフト。「QuickReima」は、デジカメ写真をはじめとした画像ファイルを、Webページ掲載用に加工するのに便利な画像変換ソフト。ファイルを保存するだけで、あらかじめ設定した大きさにリサイズしてくれる。オプションを組み合わせることで、ドラッグ&ドロップでの一括リサイズも行える。
メイン画面は、ツールボタンや設定用スライドバーがわかりやすく配置された構成。はじめてでも、戸惑うことなく操作できる。基本的な操作の流れは、
- 画像ファイルを開くか、メイン画面上にドラッグ&ドロップする
- 変更したい画像サイズを選ぶ
- 「保存」ボタンをクリックする
の3ステップ。あらかじめ保存先フォルダを指定しておくため、保存時にいちいち指定する必要はない。保存ファイル名は、元のままにするか(上書き)、元ファイル名の末尾に任意文字列を付け加えるかから選べる。画像の伸縮サイズは「設定1」〜「設定3」からラジオボタンで選ぶようになっている。初期状態では「200×150」「400×300」「800×600」ピクセルが設定されているが、もちろん任意のサイズに変更できる。「画像の拡大は不要で、縮小だけを行いたい」という場合にも対応。「拡大」オプションを外すことで、元ファイルのサイズが設定伸縮サイズよりも小さいときは、元サイズのままで保存される。
「縦横比固定」オプションもある。元画像の縦横比と設定伸縮サイズの縦横比が異なる場合は、リサイズ後の大きさが小さくなる方の値を基準に拡大・縮小が行われる。
画像ファイルを開いたり、ドラッグ&ドロップしたりすることで、選択中の設定で自動的に伸縮→保存が実行される「ドロップ時に自動で保存」オプションもある。このオプションを利用すれば、複数の画像ファイルを一括でリサイズできる。
拡大・縮小機能のほかにも、イメージ加工機能が用意されている。RGB各色の色補正、コントラスト調整、ガンマ補正を行える。いずれもスライドバーで補正値を指定して、「実行」をクリックするだけ。「戻す」で、簡単に補正前の状態に戻せる。
読み込める画像形式はBMP/ICO/JPEG。保存はJPEG形式で行える。画像プレビューエリアの背景色を切り替えることも可能で、「透過色を使ったアイコンと、背景とのマッチングをチェックする」といった使い方もできる。