タブで複数フォルダをすばやく切り替えられるファイル管理ソフト。ファイル管理以外にも、FTPによるファイル転送、Telnetなど、多彩な機能を備えている。「FileShelf Plus」は、フォルダ間のファイル比較や同期、アーカイブ(書庫)ファイルの操作、ファイルの分割・結合、マクロといった豊富な機能を備えるファイル管理ソフト。基本的なインタフェースはエクスプローラに準じたもの。ただし、多くの機能がボタンとして用意され、ツールバーからワンタッチで実行できるようになっている。ファイル一覧を表示するリストには、タブ切り替え方式を採用。ユーザが自由にタブを作ることができ、よく使用するフォルダやドライブなどにすばやくアクセスできる。
タブ間でドラッグ&ドロップを行うことも可能。タブのタイトル部分にファイル/フォルダをドラッグ&ドロップすることでメニューが表示され、「ここにコピー」「ここに移動」を実行できる。ファイルリストを上下に2分割することもでき、上下のリスト間で別のドライブ/フォルダを表示させたり、ファイルをドラッグ&ドロップしたりもできる。
ファイルリストの表示モードは、「大きいアイコン」「詳細」などの4種類から選べる。画像のサムネイル表示機能もある。対応する形式はBMP/JPEG/PNG/WMF(EMF)。Susie Plug-inに対応し、導入すれば表示可能な形式を増やせる。プレビュー機能を利用して、テキストファイルの内容を参照したり、画像/動画を表示させたりすることも可能だ。
さらに、「ファイル名に含まれる文字列の順次検索」「指定拡張子のファイルだけを表示するフィルタ」「ファイル名の一括置換」「ファイルの分割・結合」「アーカイブファイルの作成・展開(解凍)(別途、対応DLLファイルが必要)」など、数多くの機能を備えている。
ファイル管理以外に、FTPやTelnetの機能を備えていることも大きな特徴。接続先を登録して、ローカルマシンのファイル一覧と同様に表示させられる。ユーザは、一般的なフォルダを開くのと同じ感覚で、FTP/Telnetサーバにアクセスすることが可能だ。
マクロによって、さまざまな操作を自動処理できるのも特徴のひとつ。マクロにはファイル名の取得や文字列操作、処理の分岐/繰り返しなど、多数の関数が用意され、ユーザ定義関数も利用できる。FTP/Telnetの機能を使うための関数もある。
そのほか、ツールバーやキーボードショートカットのカスタマイズ、外部のテキスト/画像ビューアとの連携、アーカイブファイルの操作で利用するDLLファイルやSusie Plug-inの管理機能などがある。