ハードディスクをドライブ/パーティション単位でコピーできるソフト。クリックひとつでドライブ全体を“丸ごと”コピーできる。コピー先に応じて、パーティションサイズを自動的に変更する機能もある。「LB コピー コマンダー8」は、ハードディスク全体をバックアップしたり、より容量の大きなドライブへ換装したりする際に便利なコピーソフト。インストールせず、CDから起動して実行することも可能。OSの種類を問わずに、さまざまなハードディスクをコピーできる。対応するハードディスクはIDE/E-IDE、SCSI、シリアルATA、USB、IEEE 1394。コピー可能なOSは、Windows 3.x/95/98/Me/NT/2000/XP/2003のほか、DOS、OS/2、Linux、Solarisなど。ファイルシステムはFAT16/32、NTFS4/2000/5.1、Linux Ext2/Ext3、Linux Swap、ReiserFS、HPFSなどに対応する。
動作モードには、
- ワンクリックウィザード
- ハードディスクのコピー
- ハードディスクのスケジュールコピー
- パーティションのコピー
- パーティションのスケジュールコピー
の5種類がある。「ワンクリックウィザード」は文字通り、ボタンを1回クリックするだけでコピーを行えるもの。最初に10秒間プレビューが表示されるので、その間に一時停止して設定を変更することも可能だ(コピー先ドライブにすでにパーティションが存在する場合、「ワンクリックウィザード」は使用できないため、「ハードディスクのコピー」を使用する)。「ハードディスクのコピー(手動コピー)」では、ユーザが任意にコピー元/コピー先ドライブを指定してコピーを行う。利用できるオプションとして、
- すべてのセクターをひとつずつコピー(未使用セクタを含めて、すべてをコピーする)
- パーティション間の空きブロックを削除する(ディスク内の未割り当て領域を削除してコピーする)
- ディスクサイズに比例してパーティションのサイズを変更する(コピー先ハードディスクの容量に合わせて、パーティションのサイズを自動調整する)
- 表面テストの実行(コピーの実行前に、コピー先ディスクの表面テストを実行する)
- 書き込み検証(コピー後に、データが正しく書き込まれているかをチェックする)
が用意されている。「パーティションのコピー」では、ドライブではなくパーティション単位でコピーを行う。同一ドライブでも、未割り当て領域があればコピーすることが可能。コピー先パーティションのサイズはユーザが変更することもできる(パーティションをコピーしても、起動ディスクとして使用することはできない。その場合は「ハードディスクのコピー」を行う必要がある)。ハードディスク/パーティションのコピーは、日付や曜日を指定して定期的に実行することも可能だ(「ハードディスクのスケジュールコピー」「パーティションのスケジュールコピー」)。
ハードディスクやパーティションのコピー以外には、パーティションの作成/削除やフォーマット、アクティブ/非アクティブの切り替え、ドライブ文字の割り当て/削除、パーティションの表示/非表示の切り替え(非表示の場合Windowsから参照できなくなる)、削除したパーティションの復元(復元できない場合もある)などの操作が可能。ウィンドウ上ではドライブ別の情報やスケジュールコピーの設定を確認できる。