【恒例】年末・年始特別企画 ベクターソフトニュース - 2005.12.28

秋山 俊  Akiyama Syun

RUNNER
シンプルでありながら、他のゲームでは味わえない不思議な魅力を感じさせるアクションゲーム




RUNNER
■天空に架かった道の上をただひたすら孤独に走り続ける

毎年恒例のベストオンラインソフトだが、今年は「RUNNER」を選ばせていただきたい。「ミニゲーム」といってもよいようなシンプルなアクションゲームだが、作者のセンスのよさが感じられ、筆者にとっては非常に印象深かった。

ゲームの内容はといえば、空中に浮かぶカラフルなブロックの上をひたすら走り続け、時たまジャンプしながら、より長い走行距離の達成を目指すというもの。ゲームの舞台となる空中ブロックは「青」「黄」「橙」「緑」の4色に色分けされ、青なら1段、黄は2段、緑は4段と、色によって積み重なる段数が決まっている。この4色のブロックが横に連なって、主人公が走るべき段差のある道を形成している。ブロックの配列はゲームのたびに変化する。

操作はマウスで行う。といっても、主人公の走行そのものは画面の横スクロールにともなって自動的に行われるので、プレイヤーが行うのは段差を飛び越えさせるジャンプ操作だけだ。使用するのは左ボタンのみ。適当な位置でマウスをクリックすると、キャラは走行を止め、その場で腰を沈めてジャンプの準備をする。このとき、画面上にはキャラの跳び上がる角度を示す線が表示され、ボタンを長く押すほど角度が急になる。あとは「線の角度が段差を飛び越えるのに十分になった」と思ったときに、左ボタンを放してジャンプさせる。キャラは、角度が急なときは短い距離を高く跳び、角度が緩いときは長い距離を低く飛ぶ。

ゲームオーバーの条件は二つ。ひとつは、ブロックの壁に行く手を阻まれ、ジャンプが間に合わずに画面の左端から押し出されてしまった場合。もうひとつは、時折出現するブロックとブロックの間に空いた穴から下に落ちてしまった場合だ。プレイヤーはそうならないよう、キャラをタイミングよくジャンプさせなくてはならない。

説明すればたったこれだけのゲームだ。実際にプレイしてみても、シンプルなことに変わりはない。正直、筆者も初めてプレイしたときはおもしろさがいまひとつわからなかったし、今回この原稿を書くために久々にプレイしたときも「あれ? こんなもんだったかな?」と思った。ところが──本当に不思議なのだが──ほんの数回プレイを繰り返しているうちに、どんどんと印象が変わってくる。

時間の経過に連れて「昼間」「夕方」「夜間」「朝方」と変化する美しい背景や勇壮なBGM、一見手抜きの針金人形に見えながら、その実、丁寧に描き込まれた動きを見せる主人公の姿などを見ているうちに、どんどんとハマってゆく。時刻とともに徐々にアップする難易度の変化もよく計算されており、バランスがよい。気がつくと、いつの間にやらのめり込んで止められなくなってしまう。とにかく騙されたと思って“必ずBGMを聴きながら”プレイしてみてもらいたい。きっと「RUNNER」の奥深い魅力に気づいてもらえることだろう。

RUNNER Ver.1.03
作  者ぐらたん さん
対応OSWindows XP/Me/2000/98
種  別フリーソフト
作者ホームページhttp://www5a.biglobe.ne.jp/~atomaka/
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フリーソフト
RUNNER 1.03 ジャンプで段差を越えながら、ひたすら走り続けるアクションゲーム (1,934K)



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