片面2層8.5GB DVD+Rの書き込みに対応した“DVD/CD仮想化”ソフト。専用イメージファイルのほか、ISO9660/CloneCDイメージなど、多彩な形式のイメージを直接マウントできる。「CD革命/Virtual」は、実際に装着しなくてもDVD/CDの内容にアクセスできるようにする“DVD/CD仮想化”ソフト。DVD/CD(以下、CD)をイメージファイル(仮想CD)化し、仮想CDドライブにマウントすることで実現する。面倒なメディア入れ替えの手間を省けるだけでなく、CDドライブを内蔵しないノートパソコンなどでも再生できる。
利用するには、(1)仮想ドライブを作成し、(2)CDを仮想CD化して、マウントすればよい。一般的なCDであれば、仮想CD化は自動設定で行うことができ、2クリックで完了する。作成された仮想CDは「CD革命/Virtual」のメイン画面に登録される。仮想CDをカテゴリー分類して管理することも可能だ。
特徴のひとつが、ゲームソフトなどに見られるコピープロテクトCDを仮想CDにできること。(多少の時間がかかる場合もあるが)コピープロテクトCDでも多くの場合、仮想CD化は自動で行える。
CDメディアを仮想CDにできるだけでなく、ハードディスク内のファイル/フォルダを仮想CD化することも可能。(CD-Rライティングソフトなどと同様)仮想CDへのファイル/フォルダのドラッグ&ドロップで追加できる。作成できるフォーマットはISO9660、CD-DA(音楽CD)、MixedモードCD、UDFなど。
仮想CDは、別途作成した仮想ドライブのアイコンにドラッグ&ドロップすることでマウントできる。仮想ドライブには現在、使われていない任意のドライブ名を割り当てられる。複数の仮想ドライブを作成することも可能。あとからドライブを追加する場合でも、Windowsを再起動することなく、ドライブを作成できる(多少時間がかかる)。
仮想ドライブには、「CD革命/Virtual」で作成した専用イメージファイル(FCD)はもちろん、ISO9660(ISO)、CloneCDイメージ(IMG)、Neroイメージ(NRG)、DiscJugglerイメージ(CDI)を直接マウントできる。さらに、CD/DVDライティング機能を搭載し、仮想CDを実メディアに落とし込むことも可能。片面2層メディアへの書き込みにも対応し、8.5GB容量メディアも作成できる。
そのほか、専用イメージ形式(FCD)からISO9660形式への変換機能も備える。ISO形式は広範囲のソフトでサポートされているため、他のソフトとのイメージ交換に利用できる。