できあがりのイメージそのままの状態で編集できる、簡単操作の多機能ホームページ作成ソフト。「ホームページ・ビルダー」は、豊富な機能と簡単操作を両立させたホームページ作成ソフト。はじめてでも戸惑うことなく、見栄えのするWebページを作成できる。新バージョン「10」では、使い勝手の向上が図られたほか、blogサイトと連携する「Myブログエディタ」への対応、アクセス解析への対応などが図られた。
blogの編集機能では、プロバイダなどが提供するblogサービスと連携する。blogページのデザインを読み込んで画面上に再現するため、ユーザは、ページに直接書き込む感覚で記事を作成できる。編集後はエディタの中から直接blogに投稿することが可能だ。対応するのはAmebaブログ、AutoPage、gooブログ、ココログ、So-net blog、livedoor Blogなど。広く使われているMovable Typeにも対応する(アップデートにより他のblogサービスにも対応する予定)。
blogサービスでは、ページデザインなどがサービス側で提供されることが多い。「ホームページ・ビルダー」では、スタイルシートや素材などをblogサービスから取得することにより、ブラウザでblogページを閲覧するのと同じイメージで、直接エントリ内容を編集できるようになっている。「ホームページ・ビルダー」側で新規エントリを作成して入力できるほか、すでに入力済みのエントリをblogから取り込み、再編集することも可能。一度「ホームページ・ビルダー」に読み込まれた内容は、サーバにアップロードしたあともそのままパソコンのディスク内に残るので、blogのバックアップにもなる。
データベースとの連携機能も追加された。Microsoft Excel/Accessなど、ODBC対応のデータベースファイルからデータを取り出し、Webページ内に自動的に取り込んでページを作成する「データベースWebパブリッシュ」機能が用意された。店舗の在庫状況など、データベース内に格納されている情報を使ってWebページを作成するのに便利だ。
さらに、(株)ティーカップ・コミュニケーションが提供するFLASHアニメーション作成サービス「MagicalMaker」や、(株)環が提供するアクセス解析サービス「アクセス刑事2」などの機能がプラグインとして提供されるようになった。携帯電話向けサイトの作成機能も強化され、パソコン用ページ内に貼り付けて携帯用ページなどに誘導するQRコードも作成できるようになった。
“習熟度で選べる”三つの編集スタイルは従来通り。初心者向けに操作を簡略化した「かんたん」、各種カスタマイズを行える「スタンダード」、HTMLソースとプレビューを同時に表示する「エディターズ」から好みのものを利用できる。新バージョンでは、9種類のテーマと29種類のレイアウトパターンを使って、ウィザード形式でページを作成できる「かんたんページ作成」機能が加わった。
HTMLの作成では、「ホームページ・ビルダー」シリーズの特徴で、画面内の要素をグリッド上に自由に配置できる「どこでも配置モード」を利用できる。もちろん、通常の配置モードでの編集も可能だ。
さらに、センスのよいホームページを作成できるスタイルや配色、レイアウトなどを編集中のページに適用する「スタイリッシュエフェクト」機能もある。デザイナーが作成するような見栄えのよいページを、本文やタイトル文などを入力するだけで簡単に作成できる。