認証が必要なサイトへの自動ログイン機能、パスワード生成機能などを備えたパスワード管理ソフト。「Entersoft Password Manager」は、わかりやすい画面でIDやパスワードなどを管理できるソフト。ID/パスワードのほか、1件(タイトル)あたり3項目までの関連データとWebサイトURLを登録できる。複数のグループを作成し、タイトルをグループ管理することも可能。タイトルごとに自動ログインする/しないを設定することもできる。
メイン画面は、表形式のリストにツールボタンが数個並ぶ、シンプルでわかりやすいデザイン。「Vectorパスポート」「Yahoo! JAPAN」など、ユーザが任意に名前を付けられるタイトルごとに、ID/パスワード、項目1〜項目3、(ログイン)サイトURLが1行に表示される。サイトにアクセスするには、リストでタイトルを選択した上で、コンテキスト(右クリック)メニューから「URLを開く」を実行すればよい。登録URLがWebブラウザで表示される。
サイトへのアクセスに続いて、自動ログイン機能を利用することも可能。ID/パスワードを自動入力した上でログインボタンをクリックしてくれる「通常設定」を指定できるほか、ID/パスワードと項目1〜項目3を組み合わせて自動入力してくれる「ユーザ設定」を選択することもできる。もちろん自動入力を使用しないという設定も可能だ。
タイトルはグループ管理できる。任意の名前でグループを作成し、好みのグループにタイトルを振り分けられる。各タイトルで使用する項目1〜項目3の名称は、グループ単位でカスタマイズできるようになっている。グループの切り替えは、メイン画面のドロップダウンリストからすばやく行える。
パスワード生成機能もある。タイトルごとのID登録/編集画面に「パスワード生成」ボタンが用意され、登録/編集時にパスワードを生成して、そのまま登録できるようになっている。英大文字/小文字、数字、記号の組み合わせで、最大255文字までのパスワードを生成できる。
「Entersoft Password Manager」を使用するためのログインパスワードを設定できるほか、タイトルごとのパスワードのマスク表示、システムの常駐などを設定することも可能。データのバックアップ/復元機能もある。登録データは、Microsoft Accessのデータベースパスワード機能を利用し、暗号化して管理される。