ドラッグ&ドロップの簡単操作でファイルの暗号化/復号化を行えるソフト。複数パスワードを一括管理できる「パスワードセーフ」機能も備える。「ドロップ暗号2」は、実務に堪え得る堅固な暗号化ファイルを作成できるソフト。4種類の暗号アルゴリズムを搭載。専門家によって検証された安全性の高いものが採用されている。「ドロップ暗号2」で利用できる機能は「暗号化」「復号化」「パスワード管理」の三つ。暗号化の手順は簡単。暗号名(アルゴリズム)およびパスワードをあらかじめ設定して、ファイル/フォルダをドラッグ&ドロップすればよい。ファイル圧縮を行った上で暗号化することも可能。暗号化ファイルの復号化もドラッグ&ドロップ操作で行える。
暗号化アルゴリズムには、英・RuntimeRevolution Ltd.の暗号ライブラリを採用。「blowfish 128ビット」「cast 128ビット」「desx 192ビット」「rc5 128ビット」から暗号化時に選択できる。暗号化ファイルは、元ファイル名の末尾に「_ang.txt」(圧縮ファイルでは「.gz_ang.txt」)が付加されて、「ang_files」フォルダに格納される。復号化されたファイルは「fukugo_files」フォルダに格納される。
パスワード管理機能「パスワードセーフ」は、内蔵された暗号ライブラリによって、複数のパスワードを暗号化保存できるもの。1件ごとに「件名」「ユーザ名」「パスワード」「Webアドレス」の各項目を入力し(項目の一部省略も可)、ウィンドウ上のリストに登録する。ウィンドウを閉じるとリスト全体が暗号化され、ウィンドウを開くためのパスワード(起動パスワードと同じ)を入力しないと閲覧できなくなる。バックアップ用に、データを暗号化してテキストファイルに書き出せるようになっている。
そのほか、暗号作成の履歴を取るログ機能があり、暗号化ファイルの「日時」「暗号名」などを確認できる。ログを暗号化ファイルに保存することも可能だ。さらに、画像および動画の暗号化ファイルを、復号化することなく閲覧できる「イメージビューア」を備えている。対応するファイル形式は、画像がJPEG/GIF/PNG/PICT、動画はMOV/QTL。
暗号化できるファイルの名前は、英数字(18文字以内)のみ。日本語名のファイル/フォルダは直接暗号化するのではなく、英語名のフォルダに入れてフォルダごと圧縮して暗号化すればよい。また、暗号化は1回に1ファイル/フォルダに限られる。複数ファイル/フォルダを一度に暗号化することはできない。