ウイルス対策からスパイウェア対策まで、1パッケージで対応する総合セキュリティ対策ソフト。「eTrust インターネットセキュリティスイート 2006」は、コンピュータウイルスや迷惑メールなど、パソコンを脅かすさまざまな脅威に対応する総合セキュリティ対策ソフト。
- eTrust アンチウイルス
- eTrust PestPatrol アンチスパイウェア
- eTrust アンチスパム
- eTrust パーソナルファイアウォール
の四つの機能(製品)から構成される。「eTrust アンチウイルス」は、氾濫するコンピュータウイルスの侵入・感染からパソコンを保護する機能。Webやメールなど、さまざまな経路から侵入を試みるコンピュータウイルスを自動的に検出し、感染を防止する。ユーザ指示によるディスク内のファイル検査のほか、ハードディスクへの書き込み時にリアルタイムで検出を行うリアルタイムスキャン機能も搭載する。もちろん、ウイルスパターン定義ファイルはインターネットからダウンロードし、常に最新のものに更新される。
「eTrust PestPatrol アンチスパイウェア」は、パソコン内部の情報を勝手にインターネットに送信するスパイウェアを検索・削除する機能。「eTrust アンチウイルス」同様、定義ファイルは自動的にアップデートされる。12万種という非常に多くのスパイウェアに対応する。
「eTrust アンチスパム」は、パソコンに届く不愉快な迷惑メールを自動的に削除する機能。OutlookまたはOutlook Express用のプラグインとして動作するため、メールソフトの設定を変更せずに利用できる。迷惑メールの検出方法は、あらかじめ指定されたアドレスからのメールだけを許可する「ホワイトリスト」方式が基本。未登録アドレスからのメールは、最初は必ずスパムと判定されるため、迷惑メールを見逃すことがない。
アドレス帳に登録されたメールアドレスは、インストール時に自動的にホワイトリストに登録されるほか、必要なメールを「許可」するだけで、同じアドレスからのメールはすべて許可される。
「eTrust パーソナルファイアウォール」は、ネットワーク経由での直接攻撃を検出・防止する機能。Windows XP標準のファイアウォール機能と異なり、外部からの侵入(インバウンド)を検出するほか、パソコン内部のソフトの外部へのアクセス(アウトバウンド)も、プログラムごとに禁止/許可を設定できる。
設定作業はすべて自動化されており、ウィザードで内容を確認してゆくだけで、自動的に最適なレベルの設定が行われる。詳しい知識がなくても、十分に安全な設定を行えるよう配慮されている。詳しい知識を持つユーザであれば、より柔軟に設定することも可能だ。