Windowsの操作中でも、システムを含めたドライブ全体をバックアップできるソフト。「LB Image Backup 7 Basic」は、大切なデータをウィザード形式で簡単にバックアップ/復元できるソフト。システムを含むドライブのバックアップを、Windowsを起動したままバックグラウンドで実行できる。
バックアップは、ドライブ全体またはパーティション単位で行える。ハードディスクの先頭トラックやマスターブートレコードもバックアップ対象にすることが可能。システムを含むバックアップも、Windowsを起動したまま、Windows上で作業をしたままで行える。NTFS 4/2000/5.1、FAT16/32のWindows系システムのほか、Ext2/Ext3、Linux Swap、ReiserFS、HPFSの各ファイルシステムに対応する。
バックアップ先には、ローカルドライブ/ネットワークドライブ、CD-RやDVD±R/RWのほか、ドライブレターが割り振られていない物理パーティションも指定できる。また、ハードディスク内にWindowsからは見えないバックアップ占領領域「バックアップカプセル」を作成して、イメージを保存することも可能だ。
バックアップは、さまざまなオプションを設定して実行できる。「圧縮しない」「高速圧縮」「標準圧縮」「最高圧縮」の4段階の圧縮レベル、イメージファイルの分割、イメージファイルのパスワード保護などを設定することが可能。未使用セクタを含めてバックアップできるほか、OS補助ファイルをスキップして、処理時間やサイズを短縮・縮小するといったことも可能だ。
バックアップのスケジューリング機能も備えている。タイミングは「1回だけ」「システム起動時」「ログオン時」のほか、「毎日」「毎週」「毎月」から選択・指定できるようになっている。
復元は、イメージ全体はもちろん、イメージファイルから特定の項目だけを選択して行うことも可能。「ドライブ全体のイメージファイルから、ひとつのパーティションだけを復元する」といったことができる。ハードディスクのクラッシュなどでWindowsが起動できない場合は、事前に作成しておいたリカバリーCD/DVDから復元作業を行える。CD/DVDにイメージを保存した場合は、これらのディスクがブータブルディスクになり、そのまま復元することが可能だ。
操作・設定はすべてウィザードで行うようになっており、バックアップソフトを使い慣れていない人でも簡単に扱える。そのほか、イメージサイズや保存先の空き領域などを計算し、保存が可能かどうかを表示する機能もある。