カロリーの摂取量や栄養バランスなどを視覚的に把握しながら、食生活を改善できるダイエット支援ソフト。食品のアイコンをドラッグ&ドロップするだけで、摂取量を記録できる。「Diet6」は、食事量や運動量をもとに、総合的にダイエットのアドバイスをしてくれるソフト。あらかじめ目標体重やダイエットレベル(現体重の維持、減量など)を設定しておくことで、必要なカロリーを教えてくれる。必要カロリーに合わせた食事を心がけるだけで、自然にダイエットできる。
利用するにはまず、「身長」「体重」「目標体重」「生活様式(朝型/夜型など)「職業(一般事務/教員など)」などを登録し、ダイエットプランを設定する。これで、毎日の基礎代謝量や適性なカロリーが算出される。初期設定終了後、毎日の起床時刻と体重、体脂肪率、体重、摂取した食事の量を記録してゆくことで、実際に摂取したカロリーと推奨カロリーとの比較をグラフ表示してくれるほか、食事内容の分析結果から「どのような栄養素を摂るべきか」のアドバイスなどをしてくれる。
摂った食事を記録するには、カテゴリー別に分けられたタブから、食品アイコンをドラッグ&ドロップするだけでよい。「Diet6」では、アイコン1個が80Kcalを表す。アイコンをクリックすると80Kcalに相当する重さを表示してくれるので、食べた量に応じた数だけアイコンをドロップすればよい。80Kcalに満たない場合は、1/2や1/4などに変更したり、グラム数で直接指定したりすることも可能だ。
食品アイコンは「肉類」「魚介」「乳製品」といった食材のカテゴリーで分類されている。「献立」「外食」といったカテゴリーもある。さらに、日ごろよく食べる食品は「日常食品」というポップアップウィンドウからすばやく登録できるようになっている。
献立や外食のように「何をどれだけ食べたか」がわかりにくいものは、アイコン1個が1人前のメニューを表す。そのほかにも「野菜はアイコン1個で100g」「飲料は1杯」で計算する。献立に使用する食材や量を調整し、実際の食事に合わせてカスタマイズをしたり、ユーザが食品を作って登録したりすることも可能だ。
画面上には1日の食事の記録のほか、摂取した栄養のバランスをスパイダーチャートで表す「栄養チャート」、3食それぞれの必要カロリーと実際の摂取カロリーを比較したバーグラフ「配分チャート」のほか、「血糖グラフ」や、摂取カロリーと基礎代謝および運動量をもとにエネルギー収支をグラフ化した「アナライザ」などが表示される。
「栄養チャート」は、5日間の摂取データを平均化した「平均栄養チャート」や、たんぱく質/糖質/脂質のバランスを表す「三角チャート」に切り替えることが可能。栄養チャート上に「チェリーマーク」(さくらんぼのアイコン)が表示されているときは、前日のエネルギー収支がマイナスになっていることを示す。チェリーマークが出るような生活を続けることで、体重を減らせるというわけだ。
また、画面右上にりんごアイコンが表示されているときは、エネルギー消費が大きいことを意味する。エネルギー消費より摂取が多くなると、りんごアイコンは消えてしまう。りんごアイコンを確認することで「ダイエットがうまくいっているかどうか」の目安とすることができる。
運動によるカロリー消費は「ウォーキング」「自転車」「体操」などのカテゴリーと時間を入力することで指定する。
そのほか、食事ごとに栄養のアドバイスをしてくれる「食事指導」や、ダイエットの進捗状況を評価してくれる「ダイエット診断」、食品アイコンを効率よく探すための検索機能、体重の推移や栄養摂取量の推移を示すグラフ、毎日のメモを書き込める日記、ボディサイズの記録(グラフ表示可能)などの機能がある。