「時刻表」は、現在時刻に近い列車の到着をカウントダウンで教えてくれるソフト。駅に設置されている時刻表と同じような形式で表示される。列車の運行情報表示機能も備える。鉄道会社などのサイトを自動巡回して情報を取得し、「時刻表」の中でスクロールメッセージで表示する。運行情報を取得できる路線のは、JR東日本/JR東海/JR西日本などの主要幹線に加え、東京メトロや箱根登山鉄道など、計80以上。時刻表は45駅のものを利用できる。

「時刻表」を利用するにはまず、作者のホームページから、目的の駅時刻表データをダウンロードする。時刻表を読み込むと、現在時刻に一番近い列車の到着時刻と、到着までの時間が表示される仕組み。一度読み込みんだ時刻表は次回以降、ドロップダウンリストから簡単に選べる。

列車運行情報表示機能は、データ取得先URLを自動巡回して遅延/運休などの情報を取得し、スクロールメッセージで表示するもの。あらかじめ登録された巡回先URLの中から、優先的に知りたい路線の運行情報だけを選択・取得できる。運行情報取得は分単位で自動更新させられるほか、設定時間内にタイムアウトが生じた場合に「×回タイムアウトが起きたら、次回からその運行情報は取得しない」といった設定も可能だ。

「時刻表」はその名の通り、時刻表データを表示したり、アラームを出してくれたりするソフトだ。各種情報サイトを自動巡回して最新情報を取得してくれ、遅延/運休などにも対応してくれる。自動巡回の設定も細かく決められるので、常に最新情報を手元に置きたいという人には便利だ。

ただ、使用するOCXファイルを別にダウンロードする必要があるため、システムに対する若干の知識が必要だ。

開発中に苦労した点
時刻表機能の部分は特に苦労した点はありません。どちらかというと列車運行情報の表示で、できる限り多くの種類の運行情報を表示するために、情報取得ルーチンを開発する部分で苦労しました。

ユーザにお勧めする使い方
本ソフトは時刻表部分をダブルクリックすると、その列車の全駅の時刻表を表示しますので、乗車予定の列車が降りる駅に何時に到着するのかを見ることが可能です。データ作成は大変ですが、全駅発着時刻のデータも作成されることをお勧めします。全駅分の時刻表が不必要の方は、全駅発着時刻のデータを作成しなくても特に問題はありません。

また、乗車予定の列車の時刻をクリックして選択後、右クリックするとアラーム設定ダイアログが出ますので、出かける用意をする時間に合わせておくと便利だと思います。