不治の病の妹を救うために冒険を続ける少年が主人公のファンタジーRPG。5人の精霊の力を借りて、行く手に待ち受ける仕掛けを突破し、襲い来るモンスターと戦いながら「楽園」を目指す。「楽園のがーでぃあん」は、不治の病に冒された妹を救うため、この世界の果てにあるとされる「楽園」を探し求める少年が主人公のファンタジーRPG。伝説によれば「楽園」にはどんな病も癒す「神樹の泉」があり、そこに行く鍵は「精霊」が握っているとされる。精霊は5人いるらしいが、わかることはわずかにそれだけ。村の外には狂暴な魔物がいるにもかかわらず、少年には武器もなく、冒険に必要な知識もない。しかし少年は、病に苦しむ妹を助けるために、精霊が住むといわれる「ルカの森」の探検を決意する……。
操作はすべてキーボードで行う。カーソルキーで主人公を移動させ、【Z】キーで剣による攻撃/調べる・話しかける。【X】キーで精霊の「スキル」を使用。【C】キーで精霊の「スキル」を切り替える。ただし最初のうち、主人公は剣も精霊も手に入れていないため、移動することと、村人に話しかけたり調べたりすることしかできない。
ゲームの進め方は、一般的なRPGと大きく変わるところはない。主人公を操って森や洞窟の中などを探検し、アイテムを手に入れたり、道を塞ぐ仕掛けを解いたりして、先のストーリーへと続くルートを開拓してゆく。
モンスターとの戦いはもちろん重要。精霊のスキルを使用する際に必要となるMPは、モンスターを倒したときに出現する「精霊のコイン」を拾うことで、回復させることができる。ダンジョン内には、画面上のモンスターをすべて倒さないと開かない扉があるほか、ゲームの要所には、倒さないと先に進めないボスキャラやラスボスも出現する。
モンスターとの戦闘は、剣による攻撃または攻撃技として使用できる精霊のスキルで行う(モンスターの中には、特定の精霊のスキル以外の攻撃を受け付けないものもある)。敵を攻撃して交戦状態に入ると、画面の左下にそのモンスターのHPゲージが表示され、ゲージが0になるとモンスターは赤くなって爆発する。
精霊を見つけ出して封印を解いたあとは、精霊が仲間となり、そのスキルを使用できるようになる。精霊は全部で5人。それぞれ「森」「水」「風」「闇」「火」の異なる属性を持つ。さらに、各精霊は3種類のスキルを持っている。例えば、森の精霊は「杭をヘコますスタンプ」「芽を育てるグロウ」「巨木を壊すヘビースタンプ」といった具合。最初はそのうちの1種類しか使用できないが、精霊に対応する宝石(森の精霊なら「エメラルド」、水の精霊なら「アクアマリン」など)を獲得することで、使用できるスキルを増やせる。
複数の精霊が仲間となっている場合、切り替えには「精霊のコイン」を使用する。MPを復活させる精霊のコインは、精霊と同様に5種類の属性を持ち、取ることで同じ属性の精霊を呼び出せる。出現するコインの属性は、倒した敵の属性による。敵の属性は体色で判断できるので、精霊を切り替えたいときは目的とする色のモンスターを倒せばよい。