デジカメ画像を日付別で整理したいときに便利なリネームソフト。あらかじめリネーム設定を保存しておくことで、ドラッグ&ドロップなどの操作ですばやくリネームを行える。「Dren」は、デジカメ画像のExif情報などに記録された撮影日時をもとに、ファイル名を一括変更できるソフト。リネームをだけを行うモードのほかに、ファイルをコピー/移動したのちにリネームするモードも用意されている。デジカメ画像以外のファイルでも、更新日時をもとにリネームできる。
「Dren」でのリネーム操作は、(1)リネーム設定の作成・保存、(2)選択した「設定」でのドラッグ&ドロップまたはコンテキスト(右クリック)メニューからのリネーム、の2ステップで行う。設定では、
- リネームのみを行うのか、コピー/移動振り分けを行うのかといった基本動作
- (振り分けの場合)振り分け先フォルダと、サブフォルダ名のフォーマット
- リネーム時のファイル名フォーマット
- 処理対象/除外対象の拡張、除外対象のファイル
などを指定する。細かな条件を変更しながら、いくつもの「設定」を作成・保存しておくことが可能だ。リネームは、撮影日時をもとに「YYYY.MM.DD-hh.mm.ss」などのフォーマットにしたがって行われる。あらかじめ12種類のフォーマットが用意されており、この中から選択することが可能。フォーマットは、ユーザが編集することもできる。リネームと同時に、拡張子の大文字/小文字変換を行うことも可能。ファイルから撮影日時(Exif情報など)が取得できない場合は、ファイルの更新日時が使用される。
振り分けは、例えば「YYYYMMDD」など、ユーザの指定フォーマットにしたがって作成されるサブフォルダで行われる。振り分け先でファイル名が重複してしまう場合は、「無条件で番号を付加する」「ファイルを比較し、内容の重複するファイルができないようにする(内容が一致しない場合は枝番号を付加)」などから処理を選択できる。
処理対象/除外対象の指定では、対象を指定しない場合は全ファイルが対象になる。除外条件が指定されている場合は、対象条件より除外条件が優先される。
作成・保存された「設定」は、メイン画面の一覧リストに表示される。リストから「設定」を選択し、ファイル/フォルダをドラッグ&ドロップすることで、リネームを実行できる仕組み。選択した「設定」で「デスクトップにショートカットアイコン作成」「[送る]メニューにショートカットアイコン作成」する機能もあり、アイコンへのドラッグ&ドロップやコンテキストメニューから、すばやくリネームを行えるようになっている。
そのほか、「サブフォルダのファイルもすべて処理する」「処理完了後△秒後にウィンドウを閉じて完了する」などのオプションを利用できる。