リストからの単語選択で文字入力を行えるソフト。マウス操作だけで、さまざまな文字列を入力できるのが特徴。日本語だけでなく、英語辞書も備える。「WorPo」は、キーボードを使うことなく、パネルに表示された単語リストをマウスクリックするだけで、文字入力を行えるソフト。辞書は「日本語」のほかに、英単語辞書「English」、固有名詞辞書「名前」が用意され、自在に切り替えながら入力できる。そのほかにも「てにをは」「全角記号」「半角英数」といった表があり、表から入力することも可能。Unicodeに対応し、世界各国の文字を使える。
インタフェースは非常にユニークだ。メイン画面は「左パネル」「中央パネル」「右パネル」の3枚のパネルからなる。左パネルは、五十音(英語辞書選択時はアルファベット)が表示される索引用で、マウスポインタを当てると、該当する文字を先頭とした単語リストが中央部に表示される。索引文字を次々にクリックすることで、リストを絞り込めるようになっている。
右パネルは表選択パネルで、表を選択すると左パネル同様、中央部に表が表示される仕組み。ユーザは、リスト・表から文字列を選択して入力してゆく。
リスト中のひらがなを漢字に変換する機能もある。ひらがな単語をドラッグすると漢字の候補が表示されるので、入力したい文字を候補から選択すればよい。目的の文字列が候補にない場合は、ユーザが辞書に追加することもできる。候補一覧には学習機能があり、使用頻度の高いものほど上位に表示される。辞書や表は、自由に編集・追加することが可能。辞書はテキスト形式なので、テキストエディタなどで編集できる。
便利な機能のひとつに「辞書と表の連動」機能がある。例えば「日本語」辞書から文字を入力すると、パネルが自動的に「てにをは」表に切り替わり、スムーズに入力できるよう工夫されている。また、表から表にジャンプさせる機能もある。
頻繁に使う文字列は「出力ボタン」に登録しておくことで、すばやく入力できるようになる。ボタンには制御文字を割り当てることも可能。初期状態では【Enter】や【Tab】などが登録されている。
そのほかにも、索引文字から出力履歴を入力したり、クリップボード履歴から入力したりする機能などがある。