キーボードの配置やマウスボタンの機能を自由に変更できる、常駐型のキーボードカスタマイズソフト。簡単な設定でキーを入れ替えられる。「Keylay21 for Windows XP」は、割り付け変更をはじめ、豊富なキーボード/マウスカスタマイズ機能を備えたソフト。キーマクロやテキストの貼り付け、アプリケーションの起動、さらには「Keylay21」の組み込み特殊機能を、キーボードに割り付けることができる。レイアウトは複数を作成することが可能で、アプリケーション/ウィンドウ情報などと連動させて切り替えられる。Windows XP/2000で動作する。
カスタマイズは「レイアウトプログラム」から行う。カスタマイズの手順は簡単だ。レイアウトプログラムでは、上下2段にキーボードが表示される。ユーザは、上段のマスターキーボードで「割り付けしたいキー」を、下段のレイアウトキーボードでは「割り付け先」を指定すればよい。例えば【Esc】を【半角/全角】キーに割り付けたいときは、
- マスターキーボードの【Esc】をクリック、
- レイアウトキーボードの【半角/全角】をクリック
- ツールボタンの「レイアウトの更新」をクリック
する。わずか3クリックでキーの割り付けが完了する。通常のキーだけでなく、【Ctrl】/【Shift】などと組み合わせた2ストロークキーのカスタマイズや、「インターネットキー」「マルチメディアキー」のような標準のキーボードにはないキーもカスタマイズできる。
さらに、ユーザが定義したキーを割り付けられる「カスタムキー」機能もある。カスタムキーには、「スペシャルキー」「マクロキー」「テキストキー」「ランチキー」の4種類が用意されている。スペシャルキーは、「Keylay21」に組み込まれた特殊な機能を割り付けられるもの。マクロキーでは、記録されたキーストロークを再生する。テキストキーでは、あらかじめ登録しておいた定型文を貼り付けられる。ランチキーは、アプリケーションを起動したり、関連付けされたファイルなどを開くものだ。
レイアウトはいくつでも作成することが可能で、複数のレイアウトを切り替えて使える。レイアウトを特定のアプリケーションと関連付けたり、ウィンドウ情報やIMEの状態(ON/OFF)、言語と連動させたりして、自動的に切り替えながら使えるようになっている。また、レイアウトをキーに割り付けて、そのキーを押している間だけ(またはトグルで)レイアウトを切り替えるといったことも可能だ。
そのほか、IMEがONのとき、入力モード(ひらがな/カタカナ/英数)でウィンドウフレームの色を変えたり、一定時間文字入力がなかった場合にIMEを自動的にOFFにしたりする「時限IME」などの機能がある。