実際に彫刻を行うのと同様、ノミを使い分けながら木や石を削れる“バーチャル彫刻”ソフト。完成した作品をAVI(動画)やアニメーションGIFに変換することも可能。「仮想彫刻」はその名の通り、パソコンのディスプレイ上で彫刻制作を楽しめる“バーチャル彫刻”ソフト。3D空間で素材を回転させながら、ノミと金槌を使って思い通りの形に削り出していくことができる。
仮想彫刻の材質として選べるのは「木」または「石」。形状は「円柱」「球」「四角柱」の3種類から選択できる。さらに、それぞれの縦/横/高さのサイズを変更することも可能。マッピング機能で木や石の材質感を変更したり、色と光沢率を変更したりといったこともできる。
素材を削るのに使用できるのは、「平形」「浅丸形」「内丸形」「深形」の4種類のノミ。それぞれのノミは50%から300%の範囲で任意に大きさを変更できる。ユーザは、素材を削りたい場所にノミを移動し、角度を調節して金槌で叩いて、彫刻を完成させてゆく。金槌の叩く強さは「情報パネル」の「最大の強さ」と、マウスを右クリックする長さで調節できる。素材に下書きの線を書くための「ペン」も用意されている。素材に画像を貼り付けることも可能。BMP/JPEG形式の画像ファイルを利用できる。
作業の過程は、最大1,000回分まで記録され、失敗したときなどにやり直しができる。
完成した彫刻は、削られたときの角をそのまま残すこともできるし、「スムージング処理」を施して滑らかにすることもできる。エクスポート機能を使って、大きさと再生時間、さらに「上下」「左右」「ランダム」のいずれかの回転を指定したAVI動画(またはアニメーションGIF)として出力することも可能だ。
「仮想彫刻」の保存ファイルを閲覧できる「仮想彫刻プレイヤー」が同梱される。