「ぬこ壁紙ちぇんじゃー」は、壁紙の変更に関してさまざまな機能を備えた壁紙チェンジャ。タスクトレイに常駐し、指定フォルダ内の画像ファイルを壁紙に設定できる。壁紙を上下または左右に反転させたり、90度単位で回転させたりといったことも可能。壁紙の表示領域を、ユーザが任意に指定することもできる。

対応する画像形式はBMP/JPEG/TIFF/GIF/PNG。ユーザがあらかじめ指定した「壁紙フォルダ」内の画像ファイルを壁紙に設定し、手動（任意時点）または自動で壁紙を変更する。壁紙フォルダのサブフォルダも対象に含めることができる。

画像の表示順は「昇順」「降順」「ランダム」から選択できる。サブフォルダも対象にする場合は、フォルダごとに並べ替えるか、フォルダを無視してファイル名のみで並べ替えるかも指定できるようになっている。

壁紙の表示位置・領域は「中央に表示」「並べて表示」「フルスクリーン」のWindows標準の設定のほかにも、

• アスペクト比を保ったまま、画像を拡大・縮小できる「拡大して表示」
• デスクトップ領域からタスクバーなどを省いた領域に表示する「作業領域」
• 表示サイズや表示座標を自由に設定できる「ユーザ指定」

タイマを使用した壁紙の自動変更機能では、

• 変更する間隔を指定できる「一定時間ごと」
• 毎時、リストに登録された時刻になると壁紙を変更する「毎時指定時刻」
• 任意の時刻をリストに登録できる「任意指定時刻」

なんといっても、画像そのものの表示位置とサイズではなくて、画像を表示したい領域の最大サイズと左上の位置を指定することができるのが便利。こうしておけば、あとは「ぬこ壁紙ちぇんじゃー」が自動的に表示する画像のサイズと位置を調整してくれる。アスペクト比を一定に保ったままでの拡大・縮小も可能なので、画像が縦長や横長に歪んだりしないのもうれしい（もちろんわざと歪ませて表示させることも可能）。

開発中に苦労した点
画像の回転・反転機能で、横長の画像を画面内に収まるように90度回転させると、縮小しなければなりませんが、再度90度回転させると、今度は拡大しなければいけません。これを一つのファイルで行うと、縮小→拡大となるため、画質が劣化してしまいます。これを回避するために、元サイズのまま回転・反転だけさせたファイルを別に保持するようにしました。

ユーザにお勧めする使い方
（1）デスクトップにアイコンが所狭しと並んでいる方に──画像の左右反転・上下反転や回転、また表示領域指定をうまく使って、アイコンに被らないように設定してみてください。

（2）デュアルディスプレイ環境の方に──2台以上のディスプレイを、それぞれ違う解像度で使っている方には表示領域指定を特にお勧めします。メインディスプレイよりサブディスプレイの方が解像度が大きくても、サブディスプレイに合わせた表示領域指定をしておけば、サブディスプレイにはきれいに表示されます。メインディスプレイは縁がはみ出てしまいますけどね（笑）。詳しくはヘルプを参照してください。

今後のバージョンアップ予定
設定に名前をつけて複数保存したり、壁紙フォルダを複数指定できるようにしたいです。また、エクスプローラ表示で壁紙にしたいファイルを選択できる「イメージブラウザ」も作る予定です。最終的にはユーザの指定した条件式に従ってファイル別に表示方法を自動判別したり、ホットキーに対応させたりと、やりたいことが山積みです。しばらくはバージョンアップが続く予定ですので、温かい目で見守ってやってください。

ユーザへのお願い
バグや要望、批判等ありましたら、遠慮なくご連絡ください。矛盾する機能は付けることができませんので、要望は早い者勝ちとなります。ほしい機能がありましたらどしどしお寄せください。また、「こんな使い方もあるよ」というのがありましたら、あわせてお願いいたします。情報提供者の方には、名前と使い方がヘルプに載るかもしれないという特典を差し上げます（笑）。