RSS配信用のデータファイルを簡単に作成できるソフト。オーソドックスなHTMLファイルでWebページを作成している人でも、blogツールなどを使うことなくRSSデータを作成し、新着記事情報などを配信できる。「RSS Writer」はソフト名の通り、RSS配信用のデータを作成するためのソフト。記事の「見出し」と「リンク先」を入力し、出力を実行するだけで、RSSデータを作成できる。RSSデータの作成時に、ユーザが独特の書式を気にする必要はない。出力されたファイルをサーバにアップロードすれば、RSS配信を行えるようになる。
特徴は、RSSに関する知識がなくても、作成から配信までを簡単に行えること。作成・公開の手順は、
- (初回起動時に)サイトの情報(サイト名とURL)を登録する
- サイト更新時に、そのつど「RSS Writer」に見出しとリンク先、更新情報を入力する
- RSSファイルを出力し、サーバで公開する
と、シンプルだ。登録されたデータは、出力用の一覧リストに表示される。更新時刻は「RSS Writer」が自動取得してくれる。ユーザは「2.」を繰り返し、リストに項目を追加してゆけばよい。似たような内容の項目を繰り返し登録するような場合は、既存の登録済みデータをコピーし、一部を書き換えて再利用できるようになっており、入力の手間を省ける。データは、RSS 1.0のRDF(*.rdf)形式で出力される(RDFのほか、XML(*.xml)形式を選択することも可能)。あらかじめ保存先と形式を登録しておけば、「RSS作成」を実行するだけで、自動的にファイルが上書き保存されるようになる。
RSSに出力される項目の最大数(Max RSS Item)は100。5/10/15/……のように5単位で設定するか、直接入力で任意値を指定できる。リスト内の上から順に、指定した数だけがRSSデータとして出力される。登録した項目はユーザが自由に編集したり、削除したりすることが可能。Max RSS Itemを超える古いデータの一括削除機能もある。
出力RSSデータにスタイルシートを適用することも可能。スタイルシートはCSSとXSLのいずれかを指定できる。