デジカメ写真などを素材にしたジグソーパズルを作成し、公開できるユニークなソフト。本物そっくりのリアルなピース形状で、マウスを使って360度ピースを回転・移動できる。「WEB!ジグソーパズル製造機」はその名の通り、「Web上でプレイできるジグソーパズル」を作れるソフト。自分のお気に入りのCGやデジカメ写真などの画像を、ワンタッチでジグソーパズルに変換できる。完成したジグソーパズルは、自分のホームページやblogでそのまま公開できる。Javaを利用したシステムのため、データをあらためてダウンロードするなどの必要がなく、サイトの訪問者にオンラインで直ちに遊んでもらえる。JPEG/GIF形式の画像ファイルを利用できる。
作成されるジグソーパズルの完成度は高い。ピースの形状も四角などの簡易なものではなく、3次元曲線で構成される“本物のジグソーパズル”を忠実に再現した本格的なもの。ピースを並べる際の動作も非常にリアル。マウスを使って、ピースを360度グリグリと回転させることが可能で、マッチするピースとある程度以上位置や角度が合致すると、自動的に密着して揃えてくれる。本物と変わらず、自然な感覚でプレイできる。
画面サイズは、フルスクリーンから好みのウィンドウサイズまで、プレイヤー(訪問者)が自由に変更することが可能。パズル作成時にデフォルトのピース分割数を指定しておくことができるが、これもプレイヤーが好みに合わせて自由に変更できる。最大400ピースまで分割できる。そのほか、完成形の縮小画像を見本として表示するボタンや、パズルの操作法を表示するボタンなども用意されており、プレイヤーに対する自由度と利便性は非常に高い(これらの機能はすべて、ジグソーパズルの制作時に禁止することも可能)。
Cookieを利用することで、画面サイズや作成中のパズルのピース位置などは自動的に記憶される(最大画像3枚まで対応)。「時間が足りない」などの理由で、プレイヤーがパズルを途中で中断し、パソコンの電源を落としたとしても、次回訪問時に前回の続きからパズルを開始できるようになっている。
パズルの作成やアップロードも非常に簡単。特に作成は、ほぼワンタッチですべての作業が完了する。ユーザが行わなければならないのは、ソフトを起動し、
- メイン画面の「追加する」ボタンをクリックして、ジグソーパズルにしたい画像を指定する(複数の画像をパズルに変換したいときは、必要なだけこの作業を繰り返す)
- すべての画像を指定し終わったら、「公開ファイル作成」ボタンをクリックする
だけでよい。これで、ユーザが指定した場所に保存用フォルダが作成され、アップロード用のデータが保存される。あとは、作成されたデータをサーバにアップロードすればよい。必要に応じて、作成されるデータの設定を変更することも可能。設定できるのは、「メニューページを作成するかどうか」や、パズルウィンドウの初期サイズ、ピース分割の初期分割数、パズル開始時のパスワード入力要求の有無(有償サービスにするなど、特定の訪問者だけに公開したいときに設定)など。各設定項目の下には詳細な説明文が表示され、わかりやすい。