指定フォルダ内のテキストファイルを対象に、指定文字列が含まれるファイルを一括検索できるソフト。よく使う検索文字列を保存して再利用したり、検索結果をテキストファイルとして保存したりできる。「グレップ坊や」は、複数ファイルの中から任意文字列が含まれるファイルを検索できるソフト。検索結果は一覧形式で表示され、該当するファイル名のほか、一致する文字列があった行番号、一致した文字列を含む行の一部、最終更新日時などを確認できる。一覧リストのダブルクリックにより、関連付けされたアプリケーションでファイルを開くことも可能。コンテキスト(右クリック)メニューからもファイルを開けるほか、「選択ファイルのあるフォルダを開く」「ごみ箱へ(移動)」「パスのコピー」などを行える。
検索対象の設定は、フォルダとファイル形式を指定することで行う。検索対象として指定できるフォルダはひとつだが、オプションでサブフォルダ内のファイルを対象に含めることも可能。ファイル形式はあらかじめ、「主なテキストファイル」「主なテキスト&開発関係ソースファイル」「全ファイル」がプリセットされ、選択して指定できる。「主なテキストファイル」では、css/html/ini/txt/xmlなど8種類の拡張子が、また「主なテキスト&開発関係ソースファイル」では、さらにasp/c/php/vbsなどが追加され、計29種類の拡張子が登録されている。もちろんユーザが任意の拡張子を指定することも可能だ。
検索文字列は、個別で指定するほかにも、「条件リスト」を使うことで複数の語句を組み合わせて指定することも可能。「いずれかの文字列を含む」「全文字列を同じ行に含む」「全文字列を同じファイルに含む」で条件を切り替えられる。条件リストに追加した文字列は保存しておくことが可能で、同じ文字列を頻繁に検索する場合に便利だ。
そのほかにも検索オプションでは、
- ファイル名に指定文字列を含むファイルは検索対象外
- フォルダ名に指定文字列を含むサブフォルダは検索対象外
- 更新日が指定範囲のファイルのみ検索
- 大文字・小文字を区別する/しない
- あいまい検索
などを指定することが可能。除外するファイル/フォルダは、文字列を半角スラッシュで区切ることで複数を指定できる。あいまい検索は、正規表現風の書式で、指定パターンの文字列を検索できるものだ。動作オプションでは、検索結果リストのダブルクリック時の動作や、結果のファイル保存時の動作を指定することが可能。「グレップ坊や」を「右クリックの『送る』に登録」「右クリックの『送る』から削除」は、ボタンクリックだけで行える。