「メール タイマー/スケジューラー」はその名の通り、メールを使ってスケジュール管理できるソフト。会議や出張、宴会などの予定を忘れないよう、自分自身を宛先に自動送信させることで、リマインダとして利用できる。友達へのお祝いのメールや業務連絡メールなど、特定の日時に送信したい他人宛のメールを管理するのにも便利だ。

特徴は、コンパクトなことと、操作・設定が簡単なこと。メールの自動送信に必要不可欠な機能のみに絞ってインプリメントされているため、必要なファイルをすべて合わせても400KBに満たない。しかもインストールの必要がなく、実行ファイルを起動するだけで使えるため、フロッピーディスクなどに入れて持ち運んで利用できる。

初回起動時に送受信用のメールサーバとメールアドレス、パスワードなどを登録したら、あとは必要に応じて新規の予定（メール）を追加すればよい。メイン画面には「新しい予定を追加」「メール送受信設定」など計4個のボタンと、設定済み予定（メール）のリストだけしかなく、直感的に操作できる。予定には宛先のメールアドレスと件名、本文のほか、送信日時を登録できる。

確かにメールの受信機能はないが、筆者のように携帯電話のリモートメールを使用しているにもかかわらず、携帯での文章入力が苦手で、送信には必ずパソコンを使っているという人間にはそれなりに便利だ。なんといってもシステムが非常に小さいため、フロッピーディスクやメモリカードなどの片隅に入れておいても邪魔にならず、携帯性が非常によい。

ただ、いったん登録したメールをメイン画面を使って修正できないのだけはちょっと残念。テキストエディタを使って、mail.logファイルを直接書き換えればいいとはいうものの、やはりメイン画面上で修正できた方が安心感がある。これくらいならばサイズにそれほどの影響もないと思うので、できれば対応を期待したいところだ。

そこで、携帯電話からメールを送るような感覚ですばやく、直感的に操作できる自動送信ソフトをインターネットで探したのですが、見つけたソフトはあまりにも多機能すぎて操作が複雑だったり、動作が重たいものだったりして気に入らなかったので、自作をしました。

ユーザにお勧めする使い方
個人の方の場合は、

• 予定をメールで送信してアラーム代わりに使う
• グリーディングに使う

• 会議10分前に全員に確認メールを送る
• 仕事の期限の1日前に確認メールを送る

このソフトはコンピュータを起動後に一度実行しないと、バックグラウンド用のプログラムが動作しません。毎回、起動するのがわずらわしい方は、スタートアップに登録することをお勧めします。

今後のバージョンアップ予定
いまのところ大幅なバージョンアップは考えていませんが、時間と予算と要望があれば、SMTPエンジンを搭載したバージョンのものを作りたいと思います。