閲覧中のWebページから、保存したい部分を切り取ってスクラップしておけるソフト。スクラップしたページにメモを書き加えたり、マーカーを引いたりすることも可能。「DBFactory」は、Internet Explorerに表示されているWebページを、簡単な操作でスクラップ保存できるソフト。取り込みたい範囲をIE上で指定し、コンテキスト(右クリック)メニューから取り込める。取り込んだデータは、ページイメージそのままで表示させられるほか、ソースを表示させることも可能。ページの編集や関連データの保存といった機能も備えている。
メイン画面は、ツリービュー/リストビュー/ビューアからなるメールソフト風の3ペイン構成。ツリービューには、初期状態で「ルートフォルダ」以下に「転送フォルダ」などが用意され、ここに取り込まれたページデータが格納される。フォルダは、ユーザが自由に追加・削除することが可能。フォルダを階層構造にすることも可能で、データをわかりやすく分類・管理できる。リストビューは、ページイメージのサムネイル表示と詳細表示とを切り替えられる。ビューアは、ブラウザ表示とソース表示を切り替えられるほか、関連データの保存エリアとしても機能する。
ページを取り込むには、
- IEで目的のページを開いて
- 取り込みたい部分を選択し
- コンテキストメニューに追加された「DBFactory」−「データ転送」を実行
するだけでよい。ビューアでは、文字サイズを5段階から選択することが可能。文字サイズを変更することで、ブラウザのスクロールを減らし、快適に閲覧できるようになる。取り込んだページに対して編集を行うことも可能。ページ内で重要なポイントなどを強調することができる。文字列の挿入や削除、フォントサイズ、フォント色、フォント背景色、フォントスタイルの変更をWYSIWYGで行える。ビューア部でソースを直接編集したり、外部エディタを呼び出して編集したりすることも可能だ。
さらに、取り込んだページに関連するデータの格納機能もある。ビューア部に「データフォルダ」タブが用意され、エクスプローラなどからファイルをドラッグ&ドロップすることで格納できる。例えば、取り込んだページからダウンロードしたソフトなどを保存しておけばよい。
そのほか、取り込んだページを対象にした文字列検索機能や、プレビュー付きの印刷機能などを備えている。