コンパクトで使いやすいコマンドライン型ランチャ。自動登録・条件削除機能があり、アイテムをまとめて整理できるのが特徴。「Easyメニュー」は、操作のわかりやすさ、使いやすさに配慮されたコマンドライン型ランチャ。アイテムの登録・削除を簡単に行えるほか、入力操作を軽減するキーワード補完、指定時刻にアイテムを開けるタイマ実行などの機能を備える。再起動をはじめとしたWindowsのシステムコマンドを実行することもできる。
メイン画面は、キーワード入力エリアに、小さなツールボタン7個が追加された構成。ツールボタンがあるため、キーワードだけでなく、マウスを使った関連画面(キーワードの登録や削除など)の呼び出しも行いやすい。ツールボタンは、ファクンクションキーにも割り当てられている。例えば、一番左にある「NEW」(キーワードの新規登録)であれば、【F1】キーでも開けるようになっている。さらに、キーワードの定義もされており、コマンド入力でも開ける。
「Easyメニュー」では、ファイル/フォルダを開いたり、アプリケーションを実行したりといったことに加え、システムコマンドを実行することも可能。Windowsの「終了」「再起動」「ログオフ」や「ごみ箱を空にする」「コントロールパネルを開く」「プログラムの追加と削除」「画面のプロパティ」といったコマンドも、ユーザが登録したアイテム同様、キーワード入力で実行できるようになっている。
キーワードの新規登録ダイアログは、ツールボタン/ファクションキーで開けるほか、キーワード入力エリアに直接、登録したいキーワードを入力することでも開く。キーワードを登録する際は、メイン画面に表示されるコメントの登録や、実行時パラメータの指定も行える。大きな特徴が「自動登録」機能で、指定フォルダ(サブフォルダを含む)にあるファイルを検索し、自動登録してくれる。対象フォルダと抽出(登録)したいファイルの拡張子を指定するだけで、多数のアイテムをまとめて登録できるようになっている。ユーザ指定のフォルダのほか、スタートメニューの「プログラム」から自動登録するオプションもある。
キーワードの削除も簡単。例えば表示中のアイテムなら、コンテキスト(右クリック)メニューから削除できる。削除でユニークなのが、キーワードの「条件削除」機能。登録済みキーワードから、「無効なパス」「キーワードに指定の語を含む場合」「パスが指定のディレクトリ以下の場合」「パスに指定のファイル名を含む場合」といった条件に合致するものを削除できる機能で、「自動登録」で思いがけないキーワードが登録されてしまった場合でも、一気に整理できる。
キーワードの実行では、文字を入力するたびにヒットしたキーワードが表示されるキーワード補完機能を装備。複数キーワードがヒットした場合には、候補ウィンドウを表示させて、選択・実行することも可能だ。さらに、キーワード入力窓では浮動小数点演算も可能で、加減乗除・べき乗の計算を行える。
そのほか、タイマ実行機能も搭載する。指定時刻にプログラムを実行させたり、Windowsの終了といった処理を実行させたりできる。実行時刻は5分単位で指定することが可能で、指定時刻に毎回同じ処理を実行させることも、一度だけ実行させることも可能だ。