ハードディスク上で断片化されたファイルを再配置し、ディスクアクセスの高速化を実現するデフラグソフト。Windows 2000/XP標準の「最適化」にはない多彩な機能を備え、効率的なデフラグを行える。「PerfectDisk 7.0」は、高速・効果的なデフラグ処理で定評のある“定番”デフラグソフト「PerfectDisk」シリーズの新バージョン。強力なファイル再配置方式「Smart Placement」などを従来バージョンから引き継ぎ、さらに処理の高速化やネットワーク管理などの機能強化が図られた。インタフェースはWindows XP風に一新された。
ハードディスクの断片化を解消し、最適化する「デフラグ」機能は、Windows 2000/XPにも「最適化」として搭載されている。「PerfectDisk」では、Windows標準の「最適化」同様の処理を行えるのはもちろん、標準ではサポートされていないタイプのファイルも最適化することが可能。ページファイルやディレクトリ、ハイバネーションファイル、NTFS上のメタデータなどのシステムファイルも最適化対象とできる。
独自の再配置方式「Smart Placement」は、個々のファイルのアクセス頻度を記録し、そのデータからアクセス頻度の高いファイルを空き領域にまとめて配置するというもの。断片化された空き領域を結合して再配置することも可能で、Smart Placementを実行することで、再断片化の発生を最小限に抑えられるようになっている。
最適化は、ユーザが任意時点で実行できるほか、スケジュール機能を利用して定期的に実行させることも可能。わかりやすいウィザードで、簡単にスケジュール設定を行える。新バージョンでは、パソコンがスタンバイ/休止状態にある場合でも、指定日時に最適化を実行する機能が加わった。
ネットワーク管理機能も強化された。新たに加わったネットワーク設定管理ウィザードにより、ネットワーク上の他のコンピュータに対して「PerfectDisk」の設定を一括して行える。Active Directoryにも対応し、Active Directory環境でもネットワークノードを管理できる。もちろん、通常のワークグループ環境でも利用することが可能だ。
メイン画面は、Windows XP風に一新された。画面左にはタスク選択バーが表示され、右側上部にはドライブ一覧とスケジュールの表示、下部にはフラグメンテーションビューが配置される。「分析結果」の表示は詳細で、分析結果から、望ましい最適化の方法も示される。