デスクトップ上の様子を、QuickTimeムービーとしてファイル出力できるソフト。「DesktopToMovieX」は、アプリケーションの操作など、デスクトップ上の作業の様子をムービーに記録できるソフト。隠蔽したい部分のモザイク処理やキャプションの挿入なども行える。操作方法は簡単。
- 初期設定で画面サイズなどを設定
- 記録の開始・終了
- 記録した映像の編集
- QuickTimeムービーとして出力
というステップで作成できる。アプリケーションの操作を記録する場合は、あらかじめ対象アプリケーションを起動しておく。初期設定では、映像の画面サイズおよび色数などを指定する。サイズは、使用するディスプレイサイズに対する割合で、3/5または1/2から選択できる。また、「デスクトップを隠す」オプションがあり、他のソフトのウィンドウなど、デスクトップ上の不要なものを隠してムービーを作成することも可能だ。色数は256色/32,000色/1,670万色から選択する。フレーム数は画面サイズと色数から自動的に決定される。1本の映像には最大3,600フレームまで記録できる。
撮影した映像に対しては、モザイク加工やキャプションの挿入、アイコンの挿入、コマの挿入・削除を行うことが可能。撮影画像をコマ送り表示して内容を確認しながら、編集を行える。
モザイク加工では、映像の一部に矩形のモザイクをかけられる。モザイクの細かさを指定することも可能。キャプションの挿入では、映像内の任意の場所にテキストを貼り込むことが可能で、文字フォント/サイズ/色を指定できる。アイコンは、Mac OS X標準の「!」マークがデザインされた3種類のアイコンから選択して貼り付けられる。モザイク/キャプションとも、マウスドラッグによる移動やリサイズ、【delete】キーによる削除などを行える。編集結果は、指定フレーム以降の全フレームに対して有効となる。
コマの挿入は、特定のコマと同じ画像を任意のフレーム数だけ挿入する機能。映像の「一時停止」効果を実現することができ、「キャプションを読むための時間を長めにとる」際などに利用できる。コマを削除することも可能で、映像の冒頭や末尾などの無駄な部分を省いたり、ムービーの長さを調整したりできる。
コマ落ちを自動補完する「マウススムージング」機能もある。前後フレームにおけるマウスポインタの間隔(移動した距離)が、一定以上空いているときにそれを補完するもので、マウスの速い動きをスムーズに見せることができる。撮影終了後にすべてのフレームとフレームの間を自動的にチェックし、必要があれば補完する「自動補完」のほか、指定した個所だけに処理を行うこともできる。