パソコンのトラブルを解決するための統合型ユーティリティ集。ハードディスクやレジストリのチェックからウイルス対策、バックアップ/復元、不要ファイルの削除などのユーティリティがワンパッケージにまとめられている。「Norton SystemWorks」には、中核となる「Norton Utilities」をはじめ、「Norton AntiVirus」「Norton GoBack」などのユーティリティが含まれる。「Norton Utilities」では、
- ハードディスクのデフラグによる処理の高速化(Speed Disk)
- ディスク上のエラーチェックと対策(Disk Doctor)
- Windowsレジストリのエラーチェックと対策(WinDoctor)
- 消去したファイルの復旧(UnErase Wizard)
- トラブルを未然に防ぐ常時監視機能(System Doctor)
- パソコンの情報チェック(System Information)
- データの完全抹消(Wipe Info)
- レジストリの編集(Registry Editor)
といった機能を利用することが可能(System Doctor/System Informationは、デフォルトのセットアップ設定ではインストールされない(あとから追加することは可能)。Registry Editorは、Windows 98/Meでのみ利用できる)。「Norton SystemWorks」には、「Norton Utilities」のほかにも多数のユーティリティが含まれる。「Norton AntiVirus」は、その名の通りのウイルス対策ソフト。「Norton Cleanup」は、不要なCookieや履歴などを削除できるソフト。「Norton CleanSweep」では、不要なアプリケーションを完全に削除できる。さらに、単体発売もされているバックアップソフト「Norton GoBack」なども含まれ、1本でさまざまな用途に対応する統合型パッケージとなっている。
「Norton Cleanup」は、Webを閲覧したときに保存されるCookieや履歴、キャッシュデータなどを削除する機能を持ち、特定のサイトの履歴やCookieを保護するようにカスタマイズできる。一方「Norton CleanSweep」は、使わなくなったアプリケーションを消去できるほか、アンインストール時に残ってしまった不要なファイルやインターネット経由でダウンロードしたプログラム、ActiveXやブラウザプラグインを削除できる。また、新たにインストールされるアプリケーションがあれば、それを監視・記録することで、より安全で確実なアンインストールを可能にする。
機能は、ユーザが任意時点で個別に実行できるほか、「ワンボタン検査」で7種類の検査をまとめて行うことも可能。ワンボタン検査では、「レジストリスキャン」「プログラム整合性スキャン」「(ウイルスの)Auto Protect検査」などが実行され、修復した結果を履歴として表示する。スケジュール設定にもとづく自動検査機能を利用することもできる。
そのほか、ダイヤルアップ接続が切れてしまうのを防ぐ「接続維持」機能、ハードウェアのトラブル解決を助ける診断機能「CheckIt Diagnostics」などがある。