多彩な機能を備えた、Macintosh用圧縮・展開(解凍)ソフトのデファクトスタンダード。「StuffIt Deluxe」を中心に10本のアプリケーション(機能)で構成される。StuffIt/StuffIt X(sit/sitx)形式のほか、ZIP/Tarなど、多数の形式に対応する。「StuffIt Deluxe for Mac OS X 9.0J」は、Macintosh用の“定番”アーカイブユーティリティの新バージョン。アイテムをドロップするだけでアーカイブファイルを作成できる「DropStuff」や、Finder/コンテキストメニューから「StuffIt Deluxe」の機能を利用できる「MagicMenu」の強化をはじめ、さまざまな機能強化が図られ、これまで以上に使い勝手が上がった。圧縮・展開はもちろん、パスワードによる保護やバックアップまで1本でカバーする。
「StuffIt Deluxe」では、アーカイブを展開することなく閲覧・編集できる「StuffIt Deluxe」をはじめ、10種類の機能が提供される。
- アーカイブファイル操作ユーティリティ「StuffIt Deluxe」
- メニューから「StuffIt Deluxe」の各機能を利用できる「MagicMenu」
- アーカイブ内のファイルを検索できる「ArchiveSearch」
- 一連の操作をグループ化して、すばやく実行できるようにしてくれる「StuffIt Express PE」
- 圧縮・バックアップを自動実行できる「Archive Assistant」
- Finder上でファイル名を変更するだけで形式を変換できる「StuffIt Archive Via Rename」
- 多数の形式に対応した展開用ユーティリティ「StuffIt Expander」
- アイテムのドロップだけで簡単にアーカイブファイルを作成できる「DropStuff」
- 過去のsit形式を最新のsit/sitx形式に変換できる「DropConvert」
- データを完全削除できる「Secure Delete」
ソフトの中心である「StuffIt Deluxe」では、圧縮・展開はもちろん、アーカイブファイルに関するさまざまな操作を行うことが可能。アーカイブに含まれるファイル/フォルダから必要なものだけを展開したり、アーカイブにファイル/フォルダを追加したり、ファイル/フォルダ名を変更したりといったことを行える。さらに、対応アプリケーションを起動して内容を参照したり、BinHex/MacBinaryなどのエンコードを行ったりすることも可能。メニューのほか、別ウィンドウのツールバーからも操作できる。Ver.9.0では新たに、セグメント(分割)ファイルのままでも、内容を閲覧できる機能が追加された。sit/sitx/zip/tar各形式の圧縮を行える。ファイル/フォルダをドラッグ&ドロップするだけでアーカイブを作成できる「DropStuff」では、従来のsit/sitx形式に加え、新たにzip/tar形式の作成に対応。「DropZip」「DropTar」が「DropStuff」にまとめられる形になった。さらに「DropSegment」も統合され、セグメントアーカイブファイルの作成も可能になった。
「StuffIt Deluxe」のほとんどの機能をFinderのメニューおよびコンテキストメニューから利用できる「MagicMenu」では、Ver.9.0で新たに「StuffIt Expander」など、StuffIt関連アプリケーションを起動できるようになった。
そのほかにも、デュアルプロセッサに最適化されて動作が高速化されたり、「Archive Assistant」で.Macディスクスペースをバックアップ先として指定できるようになったりなどの機能強化が図られている。