ゲームごとにやりとりされるゲームマネーや本物のキュー操作に似せたショットの操作など、リアルな感覚が楽しいビリヤードゲームだ。プレイヤーの好みやマシン環境に応じて「ノーマル」「エコノミー」「ライト」と3種類のゲームモードを切り替えることで、「背景」や「フロア」「アバター動作」の有無を選択できる。1ターン当たりの制限時間(30秒)が設けられているのも、ゲームに緊張感を与え、他のプレイヤーの操作の遅さにいらつかせられることもなくなる。ただし、このゲーム独特の【Ctrl】キーを併用したショットや、撞点の調整、厚みの調整などの操作に慣れていないと、戸惑っているうちにたちまち30秒が過ぎてしまうので注意が必要だ。また、ビリヤードゲームではゲームの種類にかかわらず、すべて2〜4人のプレイヤーが揃わないとゲームを開始できない。1人練習モードが用意されていないのは操作に慣れる点でちょっとツラい。できれば、ゲームの参加者が現れるまで1人で練習したいところである。
直接ビリヤードゲームとは関係ないが、アバターの髪型や服装、アクセサリーなどを変更して、自分のキャラクタを主張できる点はとても楽しく感じた。アバターを使って「フォトアイ」と呼ばれる背景付きの記念撮影(?)ができる点も楽しい。
そのほかにも、ネットマーブルのサイトには囲碁や麻雀などのボードゲーム、カードゲーム、「アサルトギア」(シューティングゲーム)、「トゥインキー」に「100万ボルト」(パズルゲーム)、「野菜村」(RPG)など、バラエティに富んだ30種類以上のゲームが用意されている。これらを片っ端からプレイしてゆくのも楽しそうだ。
(秋山 俊)