複数の画像を連続処理できることが特徴の画像変換ソフト。動画やFlashムービーを静止画に変換することも可能。「ImageConverter」は、簡単な設定で画像形式やサイズなどの変換を行える画像変換ソフト。QuickTimeがサポートするすべての形式のファイルを読み込むことが可能で、JPEG/PICT/PNG/TIFF/BMPの各形式に変換できる。変換時に画像サイズの変更もできる。縦横比を維持して変更できるほか、縦・横をピクセルまたは%で個別に指定して変更することが可能だ。変換する画像にサムネールアイコンを付加する機能もある。
メイン画面は、画像ファイルを指定するためのエリアと画像形式やサイズなどを設定するためのパネルで構成される。変換対象は、画像ファイルまたは画像を含むフォルダのドラッグ&ドロップで簡単に指定できる。操作の流れは、(1)あらかじめ変換対象の画像ファイルを指定し、(2)設定を行った上で、(3)変換処理を一括して実行、とスムーズだ。
変換後のファイル名は、拡張子部分のみが変更・追加される。元ファイルの「.」以下を拡張子と判断して、形式を示す拡張子(JPG/PNGなど)に変更する。元ファイルに拡張子がないときは、そのまま拡張子が追加される。
オプションで、画像の品質や階調を設定することも可能。例えばJPEG形式では、品質を5段階から選べるほか、変更後のファイルサイズで指定することができる。BMP形式では、色数および階調を「16/256/約1670万色(カラー)」「白黒/16階調/256階調(モノクロ)」に設定することが可能。さらに、実際に処理を実行する前に、あらかじめ変換後の画像を確認できる「見本(プレビュー)」の表示機能も備えている。
そのほか、動画やFlashムービーのファイルから1コマをキャプチャして、静止画に変換する機能がある。変換する範囲は、ムービーの開始位置からの時間(×秒〜×秒)で指定する。このとき「全フレーム」を対象とすることも可能だ。動画の変換は1ファイルずつ読み込んでの処理となるが、保存形式およびサイズの設定、サムネイルアイコンの付加は、画像ファイルの場合と同様に行える。