画像ファイルを加工して、待ち受け画面をはじめとした携帯電話用の画像を作成できるソフト。「@携帯画造EX」は、あらかじめ登録されている機種情報をもとに、適切なサイズの待ち受け画像を簡単に作成できる携帯電話用画像作成ソフト。送信機能を使って、携帯電話へ画像を送ったり、Webサイトで公開したりすることも可能。同じ作者による「@携帯画造」の高機能版にあたる。
画面は、携帯電話の機種を選択する「作成画像情報」、画像の読み込みと縮小イメージの表示を行う「読み込み画像」、画像を加工する「編集画面」、さらに画像の送信の各エリアに大きく分けられる。
作成画像情報でユーザが選択した携帯のキャリアおよび機種名に応じて、表示可能な色数やピクセル寸法など、機種ごとの情報が表示される仕組み。機種に応じた画像形式や、作成する画像の種類(壁紙/サブディスプレイなど)を選べるようになる。同時に、編集画面には選択された機種に近いイメージが表示され、ユーザはそれを見ながら画像編集を行う。
編集画面の表示サイズは、ピクセル等倍のほか、2倍表示、または携帯電話の外観を消して、画面部分のみにした「フル画面」表示のいずれかを選択できる。携帯電話の外観色や画面の色などをカスタマイズすることが可能で、自分の機種に合った画像を作るのに役立つ。
画像ファイルの読み込みは、サムネイル表示が可能なビューアから行えるほか、ファイルのドラッグ&ドロップでも行える。読み込まれた画像は、「読み込み画像」エリアと編集画面上に表示され、ユーザは、画面サイズに合わせて、表示倍率や表示位置の調整を行ってゆく。表示位置の調整は、編集画面のドラッグやカーソルキーで行える。
編集機能では、倍率の変更(ズーム)以外に、90度単位での回転、明るさ/コントラスト/シャープネスの調整が用意されている。さらに、キーボードからの文字入力や、フリーハンドで描画した線を、画像に追加することも可能だ。
文字入力ではフォントの選択以外に、5段階の文字サイズ指定、太字/斜体/縁付(ふちどり)などの装飾があり、文字とふちどりの色も変更できる。ペンは線の太さ(10段階)や色の指定ができる。直接ビットマップデータを編集するわけではないので、文字をあとから編集したり、線を移動したりといったことも可能だ。
作成した画像は、ファイルとして保存できるのに加え、送信機能を使って携帯電話へ送ることができる。送信方法は、
- 画像のURLを送信(URLを教えた相手だけがアクセスできる)
- 公開して、画像のURLを送信(誰でも自由にアクセスできる)
- メールに画像添付して送信(直接相手の携帯電話へ送る)
- 自分で設定したWebサイトに登録する
から選ぶことが可能で、携帯電話の機種や目的に応じて使い分けられる。メールに添付して送信する場合も、内蔵の送信機能を使う方法と、他のMAPI対応メールソフトと連携して送信する方法が用意されている。送信結果は記録され、「履歴管理」画面で参照できる。また、送信先を管理するためのアドレス帳や送信先Webサイトの登録機能なども用意されている。端末の機種情報は、2004年12月13日現在で、DoCoMo/vodafone/au/Tu-ka/H"の計317機種を収録。ユーザが自分で端末の情報を追加登録することもできる。
対応する画像形式は、読み込みが31種類、書き込みが22種類。BMP/GIF/JPEG/TIFFといった主要な形式を網羅している。