Vector：ぴきちゃんのどんぶり勘定

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2004.12.01

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ぴきちゃんのどんぶり勘定
家計の収支やイベントメモ、日記を楽しくつけられる、かわいさ抜群の家計簿ソフト

■Windows XP/Me/2000/98　　■シェアウェア


	家計簿入力画面。費目と内訳のほか、メモの入力が可能
	◎そのほかのスクリーンショット月間や年間の支出割合円グラフ表示機能なども備える日記の入力画面。背景画像やBGMは気分に合わせて変更できる

親しみやすい「ぴきちゃん」をメインキャラに、カラフルな画面で楽しみながら続けられる家計簿ソフト。

「ぴきちゃんのどんぶり勘定」は、毎日楽しく簡単につけ続けられるよう工夫された家計簿ソフト。一般的な家計簿機能のほか、日記や予定日までをカウントダウン表示するスケジュール管理などの機能がある。占いやミニゲームも楽しめる。

大きな特徴は、かわいらしい画面デザインと、機能が絞り込まれ、手軽に使えること。パソコンに不慣れな初心者でも扱えるよう、特別な設定をしなくても、マウスだけで操作できる。また、家計簿をつけるのに不慣れなユーザも簡単に続けられるよう、必要十分な費目があらかじめ用意されている。

起動後のメイン画面から利用できるのは「かく」「みる」「あそぶ」の三つの機能。「あそぶ」は、占いやミニゲームを楽しめるもの。「かく」「みる」はそれぞれ、「家計簿」「予定」「日記」を入力または参照できるものだ。ユーザは、メイン画面上のカレンダーで入力・参照したい日をクリックし、家計簿などの機能を利用する仕組み。

「家計簿」は、初期残高を設定するだけで、すぐに使いはじめられる。費目は「食費」「住宅費」など20種類が登録ずみで、さらに「外食」「肉類」といった内訳も主なものはあらかじめ登録されている。メモエリアも用意され、内訳以外の詳細な内容を記録しておくことが可能だ。金額の入力は、表示される電卓画面のクリックで行えるほか、キーボードからも行える。

入力した収支は、カレンダーから選択して1日単位で確認することが可能。また、月間・年間でのグラフ表示も可能で、支出割合は円グラフで、残高推移は折れ線グラフで、費目別の支出は昨年実績と合わせた棒グラフで参照できるようになっている。

「予定」では、「誕生日」「旅行」「ドライブ」などのイベントをリストから選択し、設定できる。1日単位でメモを入力することも可能。設定されたイベントとメモは、メイン画面の各表示エリアに表示されるほか、当日でない場合は「○○まであと×日」といった形でカウントダウン表示もされる。また、カレンダーにも短冊状の「イベント」アイコンが表示されるようになる。イベントは1日あたり最高3件まで設定できる。

「日記」は、天気を記録しておけるほか、「ぴきの家」「夜景」など12種類の背景画像、「楽しい曲」「HappyBirthDay」など8種類のBGMから選択・設定し、気分に合わせた日記を書けるもの。

「あそぶ」からは、「うらない」「けつだん」を選べる。「うらない」は、「おみくじ」「さいふのひも」「ラッキーカラー」「なにたべる？」を占えるもの。「けつだん」は、「ぴきスロット」「ぴきレース」など、計4種類のミニゲームを楽しめるもので、2プレイヤーで遊べるものもある。

ボタンクリックで効果音が再生されたり、メイン画面の「ぴきちゃん」のクリックで現在時刻が表示されたりといったお楽しみ要素も盛り込まれている。メイン画面の「ぴきちゃん」アニメーションは、朝・昼・夜で背景や動作が変わり、いつ起動しても飽きずに楽しめる。

ソフトライブラリからのおすすめソフト

不要なアプリケーションを跡形なく消去できる、使いやすいアンインストール支援ソフト
「GeekUninstaller」

実際のフォルダ構造にかかわらずファイルをわかりやすく分類・管理し、すばやく参照できる
「dINDEX.2」

64bit OSに完全対応。ハンターモードの改善なども図られた“強力”アンインストーラの新バージョン
「Revo Uninstaller Free」

シンプルなデザイン、軽快な動作、カスタマイズ自由度の高さが特徴の高機能メディアプレイヤー
「RE PLAYER」

日付ごとの出来事や予定などを“1行文章”でサッと書き込めるカレンダー＋メモ帳ソフト
「出来事帳」

reviewer's EYE

日記や家計簿といったものは、几帳面につけようとすると人を選ぶ。小学校の絵日記で早々に挫折を経験した筆者は、ある程度のつけ忘れは当然と開き直って書くことにしている。数日サボったり、落ち漏れがあったりするのは当たり前、むしろそういう細かなことを気にせずに書きつづけるのが大事だと思う。

「ぴきちゃんのどんぶり勘定」は、かわいく使いやすく、お手軽に使える家計簿ソフトだ。単なる家計簿ソフトというより、日記や予定表などが一緒になった家庭用スケジューラという感じ。ビジュアルのかわいさはもちろん、マウスだけで簡単に操作できるので、パソコンに馴染みの薄い人でも楽々使えそうだ。家計簿の初期設定は初期残高のみなので、インストールしたその日から書きはじめられる。項目と金額のみザックリ記入して行ってもよいし、書きたいと思えば細かなメモをつけることもできる。ソフト側がフォーマットをきちんと決めてくれると入力はしやすいが、毎日書く時のプレッシャーも大きくなるから、こういう柔軟性はありがたい。

家計簿以外にも日記や予定を書き込めるので、家族のイベントやお出かけの予定、印象に残った出来事を随時記入することができる。日記と合体した家計簿は、大切な記録にもなるから、あとで読み返すのが結構楽しいものだ。筆者のような面倒くさがり屋でも、いろいろと書きたくなる日もある。普段サボっているぶん、気合いを入れて思ったことを書いていくのは、なかなか充実して楽しい時間だ。「書きたいときだけ書いていく」というのが、長続きのコツかもしれない。

記録をつけたり収支を表示したりするだけでなく、占いのような遊び機能が付いているのもよい感じだった。ほしいものが複数あるときにあみだくじで決めるとか、夕飯のメニューを決めるときにも使えそうだ。こうした「ちょっと背中を押してくれる機能」というのは、細かなことで数日迷ったりする筆者にはうれしい。

家計簿だけでなく日常生活の便利帳としても使えるので、一度手にとってみていただきたいソフトだ。

（呉真）

ソフト作者からひとこと

ソフトを開発しようと思った動機、背景
せっかくの家計簿ソフト──「でも機能が多すぎて、かえってわかりにくい」「表計算ソフトみたいでとっつきにくい」──いままでそんな思いをしたことはありませんか？　余分な機能は一切カットして、パソコンの操作に不慣れな方でも、操作の流れにしたがってすばやく、簡単に毎日の収支を記録できるようにしたい。忙しい毎日の収支を、短時間の操作でしっかり把握しておきたい。そういう方にぴったりのソフトを開発したいと思いました。

また、「家計簿」というと無味乾燥になりがちなので、遊びの要素を取り入れて、少しでも楽しく、飽きずに続けられるように、「ぴきちゃん」というちょっと変わったキャラクタを登場させたり、ミニゲームや占いや絵日記や簡単なスケジュール管理も入れました。多くの主婦にアンケートをとって、できるだけ意見を採り入れてみました。

詳しくは、紹介ページをご参照ください。
http://www.first.co.jp/product/detail/kakeibo/index.html

（ファースト）