不要なメールをメールサーバから削除できるソフト。日付やサイズなどを削除条件に利用できる。「Mail-Delete」は、実際にメールを受信する前に、サーバにあるメールを一覧表示で確認し、削除できるソフト。ヘッダの一覧や内容を確認した上で削除対象を指定できるほか、日付やサイズ、メールヘッダ内の特定文字列を条件に対象を指定することもできる。APOP認証を行うサーバにも対応する。
サーバ名、ユーザ名などのメールサーバアクセス情報登録後に、ユーザがメイン画面から利用できるようになるのは、「メールヘッダ一覧」「メールサイズ一覧」「メール数チェック」の各機能。さらに、メールヘッダ内の文字列を条件に、削除対象メールを自動的に設定してくれる「スパムチェックデータ」設定も(「メールヘッダ一覧」画面からのほか)メイン画面からも呼び出せる。「メールヘッダ一覧」などで削除対象を設定し、削除ボタンを押して実行することで、サーバからメールが削除される仕組み。
「メールヘッダ一覧」は、メールヘッダ情報のうち、「送信日時」「サイズ」「タイトル」「送信者」を一覧表示するもの。リストは各項目でソートすることが可能。ユーザは表示内容から判断して削除対象を設定し、削除できる。ヘッダに加え、リストで選択したメールの内容を確認することも可能。指定行数を表示させ、確認した上で削除対象を設定できる。表示行は30行から5,000行までの5種類から選択することが可能。表示中のメールをファイル保存する機能もある。そのほか、サーバにあるメールの数と合計ファイルサイズの確認や、ヘッダリストのファイル保存も行える。
「メールヘッダ一覧」から呼び出せる「スパムチェックデータ」は、ヘッダ内の「From」「Subject」「Received」「Content-type」などの文字列を条件に、削除対象を自動設定してくれるもの。ひとつの設定項目に対し、三つまでの条件をANDで設定することが可能で、例えば、Subjectの「条件1」に「未承認」、「条件2」に「広告」、「条件3」に「※」を設定すれば、これらがすべて含まれた「未承認広告※」をSubjectに持つメールが、自動的に削除対象に設定される。
「メールサイズ一覧」は、主にメールのファイルサイズを条件に、削除対象を設定するためのもの。リストにメール番号とファイルサイズが表示され、選択メールのヘッダ概略と内容を確認しながら削除対象を決められる。
「メール数チェック」はその名の通り、サーバ上に残るメールの数を表示するものだ。
削除対象には、メールの送信日付を利用することもできる。設定した日付より過去に送信されたメールは、自動的に削除対象として設定される。初期状態では二日前が設定されている。
削除したメールは二度と復活させることができないため、誤削除を防止する観点から、メールの削除は、「削除」ボタンを押し、確認画面で「確認」ボタンをクリックした際に行われる。