壁紙表示できる編集画面や検索結果のリスト表示、エディタ全体のロックなど、ユニークな機能を備えたテキストエディタ。「GoEditor for Windows」は、テキストエディタとしての基本的な機能を押さえた上で、編集画面の背景に好きな画像を表示できる壁紙機能など、楽しくユニークな機能を備えたソフト。画面表示のカスタマイズ自由度が高く、思い通りの画面で文章作成を行うことが可能。印刷機能も充実しており、段組印刷や印刷時固有のフォント指定を行える。
壁紙機能は、「GoEditor」の特徴のひとつである“楽しさ”を代表するもの。編集画面の背景に好きな画像(BMP/JPEG)を表示させることが可能で、さらにエディタとして文字の視認性を損なわないような工夫がなされているのが特徴。工夫のひとつが「画像の透明化」、もうひとつが「壁紙にかかる文字列に影をつける」機能だ。画像の透明化機能では、0〜255まで256段階の透明度をスライドバーで指定できる。文字列に影をつける機能では、壁紙にかかる部分だけ透明度を上げ、もともとの背景色に近づけることで視認性の向上を図る。両機能で、壁紙画像の表示と視認性の確保を両立させている。
画面表示の設定は自在で、通常の文字や背景、改行文字、選択文字、選択文字の背景、強調文字列、URL、メールアドレスなどの色を指定できる。行番号表示、ルーラの表示も可能で、これらの文字色/背景色も同様に指定できるようになっている。
もちろん、エディタとしての基本機能はしっかりと備えている。開けるファイルのサイズが無制限なほか、無限Undo、指定文字数での折り返し、ファイル履歴、指定行へのジャンプ、検索/置換などの機能がある。なかでも特筆すべきが「一括検索」機能。編集中文書の中から指定文字列を検索し、その結果を一覧にしてリスト表示するもので、通常の一つひとつの検索に比べ、効率的な検索を行うことができる。もちろんリストから目的行へジャンプすることが可能だ。
強調表示したい文字列を登録することで、太字で表示する機能もある。強調文字リストは、拡張子ごとに設定することが可能。また、インデント/インデント戻し、文字変換(大文字⇔小文字/先頭文字を大文字、以降を小文字/全角⇔半角)、日付/時刻の挿入などの機能もある。さらに電卓機能を内蔵しており、内蔵電卓での計算結果をカーソル位置に貼り付けることもできる。
壁紙機能と並んでユニークな機能に「エディタロック」がある。エディタ自体をロックする機能で、開いている文書を非表示にし、ツールバー、ツールボタンなどからの操作を行えないようにする。回復させるには、パスワードの入力が必要。離席中の文書を見られたり変更されたりといった事態を防げる機能だ。
印刷機能も充実している。印刷時に固有のフォント/フォントサイズを指定できるほか、最大3段までの段組印刷が可能。印刷は、全ページやページ指定で行えるのはもちろん、奇数ページ/偶数ページのみを指定して実行することも可能だ。プレビュー画面で印刷イメージを確認することもできる。
そのほか、最大三つまでの外部コマンドを登録し、「GoEditor」から起動できる機能もある。