パソコンに保存されているログオンパスワードやWebページへのアクセス履歴などを一覧表示で確認し、任意に削除できるソフト。「HideSeek」は、オートコンプリート機能が記録したユーザID/パスワード、ブラウザが保存したクッキーなどを確認でき、さらに任意の項目を削除できるセキュリティソフト。メイン画面はツリービュー、ファイルビューからなるエクスプローラ風の見やすいデザイン。選択したカテゴリー/項目内に含まれるデータを一覧表示形式で確認できるようになっている。
ツリービューで大別されたカテゴリーは「アカウント」「Internet Explorer」「マイコンピュータ」の3種類。各カテゴリーでは、次のような項目を確認・削除できる。
- アカウント
Outlook Express/Outlookに登録されているサーバの情報。ダイヤルアップ接続設定に登録されているアカウント/パスワード情報 - Internet Explorer
認証パスワード、フォーム入力データなどのオートコンプリート履歴、Webブラウザのアクセス履歴(ローカルファイル含む)、インターネット一時ファイルおよびクッキーのファイル情報 - マイコンピュータ
最近使用したファイルおよび最近使用したプログラムの情報
「HideSeek」を起動し、ツリービューでいずれかの項目を選択すると、パソコンに記録されているデータがファイルビューに表示される仕組み。リストは、アドレスやドメイン、ファイル名などの列項目名でソートすることが可能で、データのコピーや削除、パスワードの削除を行える。「Internet Explorer」カテゴリーの項目を選択した場合は、プレビューエリアにファイルの内容が表示される。キャッシュされたHTMLファイルのソースやインライン画像、クッキーの内容などを確認することも可能だ。
「HideSeek」で表示されたデータ内容は、ファイル保存できる。保存ファイルを開くことで、そのパソコンが以前、どのような状態だったかを確認することが可能。他のパソコンで保存したファイルで、そのパソコンの状態を確認することも可能だ。「HideSeek」には動作モードとして「通常モード」「読み込みモード」の2種類があり、通常は「通常モード」で起動するが、ファイル読み込み時は「読み込みモード」となり、データの削除等は行えない。
そのほか、パスワードを「*」でマスクして表示するオプション、最近使用したファイル/プログラムを開いたり、そのファイルを含むフォルダを開いたりする機能がある。