スクリーンセーバにはいくつかのタイプがあるが、「PSaver」はユーザの好きな画像を素材に、複数のファイルを切り替えながら表示するタイプのスクリーンセーバだ。使い方は非常に簡単。スクリーンセーバとして利用したい画像をフォルダまたはファイル単位で指定するだけでよい。リストに追加された画像が1枚ずつ、フェードインしながら移動し、フェードアウトしてゆく。画像ファイルはJPEG/BMP/GIF各形式のものを利用できる。

インストール後の初期状態そのままでも十分に楽しめるが、細かな設定を行い、さらにカスタマイズできる点が「PSaver」の特徴。例えば、表示される画像の「最大値」「最大高さ」は、初期状態ではいずれも640に設定されている。このサイズを超える画像は、自動的に最大値（640）に縮小されて表示されるが、最大値はユーザが自由に変更することが可能だ。そのほかにも、フェードイン/アウト時の階調、透過色や背景色の指定、画像のランダム移動やランダム拡大・縮小など、豊富な設定項目が用意されている。

さらに、スクリーンセーバ実行時に好みのサウンドファイルを再生させることも可能。画像同様、フォルダ/ファイル単位でリストに追加してゆけばよい。WAV/MID/MP3/WMA/CDA（CD オーディオ）の各サウンドファイルに対応する。

配布アーカイブには、N.Sakurai氏提供のかわいらしいイラストが5枚同梱されており、手持ちの画像ファイルがなくても、すぐにスクリーンセーバを楽しめるようになっている。

設定可能な項目は多いが、初期状態で適切な設定がされているため、初心者でも戸惑うことなく楽しめる。