ターン制にアクション要素を織り込んだ独自の戦闘システムが特徴のファンタジーRPG。「Sinners bloodykarma(シナーズブラッディカルマ)」の舞台は、「『四神』と呼ばれる四つの家系が影から守る」世界。この世界には、「ニュー」という魔物が現れ、世界を破滅させるという伝説がある。ニューに対抗できるのは「テラ」の魂を持つ者で、「紋(テュポーン)」と呼ばれる場所に現れるという。ある日、四神の一人「朱雀」が、紋からテラを召喚することに成功。ところが紋からは、なぜかテラといっしょに小さな女の子「レチア」も現れた。数年後、養父であるテラから槍を受け継いだレチアは、街の治安を守るGUNS.POLICEに所属する……。
ストーリーには、世界や四神の謎、ニューの正体など、さまざまな謎が散りばめられている。これらの謎を、支部リーダーであるレチア、部下であり朱雀の一族のヴォル、そして家政婦のティナが運営する街の治安維持組織「GUNS.POLICE」の活躍を中心に解決してゆく。
ゲームの大きな特徴が、コンボシステムを採用した独自の戦闘システム。戦闘がはじまると、画面上部に「EP」「AP」「AG」の三つのポイントが表示される。「Sinners bloodykarma」では、攻撃に必要な消費ポイント「AP」が残っている限り、1回のターンで何度でも敵を攻撃できる。さらに、2回目以降の攻撃では、通常よりも攻撃力が上がる。連続攻撃を行えばAPの消費量も多いが、敵に与えるダメージも大きくなる。自ターン終了後には、一定量のEPとAPが少しだけ回復する。そのため、1ターンですべてのAPを使い切っても、次のターンでは再攻撃を行える。
敵の攻撃時にはアクション要素が強くなる。一定の確率で「決定」「取り消し」「SHIFT」といった表示が現れ、時間内に指定されたキーを押すことができれば、その攻撃を避けられる。そのため、ターン制を基本にしながらも、常に緊張感をもってプレイできる。
敵と戦う際に強力な武器になるのが「スタイル」と「上昇道具」。スタイルはプレイヤーの攻撃特性を決定するもの。各キャラクタには「攻撃力」「命中率」「コンボ数」というステータスが用意され、「大・中・小」の値が割り振られている。例えば、攻撃力が「大」の場合は通常攻撃力の130%の力、「小」の場合は80%となる。ゲーム開始時は、すべて「中」の「ノーマルスタイル」のみを使用できるが、レベルが上がるとともに、攻撃力が「大」の「パワースタイル」、コンボ数が「大」の「コンボスタイル」など、さまざまなスタイルを利用できるようになる
敵を攻撃することで増える「AG」がたまると、【Shift】キーで必殺技を発動できる。このときに発動できる必殺技は、利用中のスタイルによって異なる。例えば、パワースタイルの場合は攻撃力は高いものの、命中率の悪い「運の要素が強い」タイプ。反対に、ヒットスタイルの場合は確実に敵に攻撃するものの、コンボ数が少ない必殺技が発動され、総合的な攻撃力は弱くなる。
道具を使って能力をアップできるのが「上昇道具」。上昇道具では、命中率や攻撃力などを、使用した戦闘時のみアップさせられる。一時的な能力向上しかできないが、ボス敵などとの戦いではかなりの威力を発揮する。