WordやExcel、Outlook Expressなどの文書、Webページなどのレイアウトを変更せず、そのまま簡単に縮小して印刷できるソフト。複数の文書や異なるアプリケーションの文書も一括して縮小印刷できる。「縮小印刷 6」は、複数のファイルやページをまとめて縮小印刷することのできるユーティリティ。仮想プリンタとして動作し、印刷機能を持つアプリケーションの文書ファイルであれば、基本的にどのようなものでも印刷できる。プレビューや印刷出力の保存、「自己印刷ファイル」といった機能も備える。「縮小印刷Pro」の後継バージョンにあたる。
「縮小印刷」を使って印刷を行うには、印刷しようとするファイルやWebページをアプリケーションで開き、アプリケーションの印刷機能から「縮小印刷」をプリンタに指定して実行する。印刷したい文書が読み込まれた状態で「縮小印刷」の設定画面が表示されるので、縮小倍率やページの並び方を指定して印刷を実行すればよい。実際にプリンタにデータが送られ、印刷される。
複数のファイルを結合して縮小印刷することも可能。「縮小印刷」で印刷を実行する前に、同様の手順でアプリケーションからデータを「縮小印刷」に送ればよい。印刷ジョブが結合され、前の文書と同一の用紙に続けて縮小印刷できるようになる。この際、文書ファイルは同じアプリケーションのものでも、異なるアプリケーションのものでもかまわない。
縮小倍率は「等倍」のほか、「1/2」「1/4」「1/6」から選択することが可能。ページの並び(縦方向/横方向/小冊子)やページの枠(分割線/囲み枠)、ページ番号の有無や位置を指定できる。また、偶数ページ/奇数ページだけの印刷を指定すれば、用紙の両面に印刷できるようになる。ページの並びに「小冊子」を指定して両面印刷すれば、中綴じで本を作ることも可能だ。さらに、印刷後の用紙入れ替えをしなくてすむよう、逆順で印刷をすることもできるようになっている。実際に印刷される様子は、プレビュー画面で確認できる。印刷出力を圧縮し、ファイルに保存しておくことも可能だ。
印刷しない部分をページ単位で印刷対象から除外したり、画像/テキスト/背景色を印刷しないというフィルタをかける機能もある。印刷データを「自己印刷ファイル」に出力することもできる。「自己印刷ファイル」での印刷は、元のアプリケーションや「縮小印刷」がインストールされている必要がない。例えば、WordやExcelの文書を「自己印刷ファイル」にすれば、Word/Excelがインストールされていない環境でも印刷を行える(ただし、「自己印刷ファイル」はすべて「等倍」印刷となる)。