AVI/MPEGなどの動画ファイルを、第3世代携帯電話の動画形式(3GPP)に変換できるソフト。手持ちの動画ファイルを、動画再生機能付き携帯電話で楽しめるようになる。「InterVideo Mobile Copy」は、3GPP対応携帯電話で好みの動画ファイルを再生できるようにしてくれる動画変換ソフト。MPEG-1/2、DV-AVI、3GPP各形式のファイルを読み込み、3GPP形式で出力する。テレビチューナやDVカメラから直接ビデオキャプチャし、3GPP形式で出力することも可能だ。
操作は非常に簡単。DVカメラやテレビチューナ、または既存の動画ファイルなど、映像ソースを選択して「録画(または変換)」ボタンをクリックするだけでよい。あらかじめ指定した設定で動画ファイルが出力される。
DVからのキャプチャの際は、DVの再生/巻き戻し/早送り/一時停止などの操作を「InterVideo Mobile Copy」から行うことが可能。キャプチャしたい場所を再生しながら「録画」ボタンをクリックすることで、狙った位置から動画をキャプチャできる。テレビチューナからの録画の際には、「再生/録画一時停止」ボタンがチャンネル選択ボタンに変化し、録画したいチャンネルを「InterVideo Mobile Copy」からコントロールすることが可能だ。チャンネル選択では、アップダウン(CH+/CH−)のほか、チャンネルリストを表示して、直接チャンネルを選択することもできる。いずれの場合も、キャプチャ中でも動画は表示され続けるので、画像を確認しながら録画操作を行える。
既存の動画ファイルを変換する場合は、ファイルの先頭から変換される。既存ファイルの変換時も再生コントロールボタンは有効で、早送り/巻き戻しを使って動画ファイルの内容を確認できる。音量は、スライドバーでボリュームコントロールできる。
エンコードの際の画面サイズやコーデックは、あらかじめ用意された4種類のプロファイル(Vodafoneやauの場合は2種類)の中から選択する。最も高画質なプロファイルでは、176×144ピクセル/15fps/128kbpsの動画、AACステレオ/64kbpsの音声コーデックが使われる。音声コーデックとしてGSM-AMRを利用することも可能だ。(リアルタイムキャプチャに対応していることからもわかるように)エンコードは極めて高速。既存の動画ファイルから動画変換する場合でも、実時間以下で変換が可能なため、少ない待ち時間で携帯用動画を作成できる。