ソフトを開発しようと思った動機、背景
もともと絵が好きで毛筆グラフィックエディタを開発していましたが、テレビのあるニュースで、指名手配中の犯人の「似顔絵」が鉛筆で描かれたようなイラストで公開されていました。これを見て、なるほど警察の方が、目撃者に犯人の特徴を聞いて描いたのだな〜と思って見ていたのがこのソフトの開発のきっかけです。なぜか写真の合成よりイラストのほうがリアルに感じました。なら、パソコンでのできるのでは……と思い、いろいろな顔を描き、各パーツを切り離しプルダウンメニュに入れて選択できるようにしました。一度ずつテストするのが面倒になって「おまかせ」機能をつけてパソコンにランダムに表示させてテストしていますと、これがおもしろくて、そのまま機能にしました(余談ですが、タブレットもスキャナも持ってないので、すべてマウスの手描きです)。
開発中に苦労した点
人によって目や眉が左右違うし巾も違う(左右対称ではない)のです。また、ここにホクロが……とかしわが多いとかいろいろで、最後にはペンと筆機能を追加して、ご自分で描いてもらうことにしました。
ユーザにお勧めする使い方
マンガの登場人物を作ったり、自分らしき顔を作ったりし、縮小して名刺や年賀状に印刷、またホームページのプロフィールに写真はどうも……と思ってもイラストなら気軽に掲載できます。また、憂うつな気分なとき、「おまかせ」でいろいろな顔をパソコンに描かせて、それをただ眺めている──なぜだか気分が楽になり最後には笑えてきますよ。
今後の予定
もっとパーツを増やしたり、年代別・性別にチェックを入れるとその顔に変化したりするともっとおもしろいのですが……。最後には警察の方に、犯人逮捕の手がかりに使っていただけるくらいになるといいのですが(笑)。
(松本 政和)